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「ルミアートHCシリーズ」にハプティクスな「テクスチャーグレード」が新登場

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No.121C17
2020年5月28日

 

3次元加飾用ハードコートフィルム「ルミアートHCシリーズ」に
触感にこだわった自動車内装向け「テクスチャーグレード」が新登場

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:小野勇治 本社:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋26階 資本金:98億9,170万円)は、3次元加飾用※1ハードコートフィルム「ルミアートHCシリーズ」に、自動車内装向けのハプティクスな※2「テクスチャーグレード」を追加します。本年7月よりサンプルワークを開始し、10月に発売します。

  • [カーボン調テクスチャーの加工例]
  • [裏面加飾・真空成形による加工例]

 

開発の背景

 自動車内装に使われるスイッチパネルやインストルメントパネルなどのプラスチック部品の表面加飾には、これまで水圧転写とスプレー塗装が用いられてきましたが、廃液の大量発生やVOC※3の放散など環境面での懸念があるため、近年では代替としてアクリルフィルムを用いて熱成形する3次元加飾成形方法が用いられています。
 従来の3次元加飾成形方法では、加飾部品の複雑な形状に対応するためアクリルフィルムに高い伸び率が要求されますが、伸び率の高いものは日焼け止めクリームで溶解するなど、耐久性に問題がありました。また、耐久性を高めると伸び率を維持できず熱成形時にクラックが発生しやすくなり、伸び率と耐久性の両立が課題とされてきました。当社では、伸び率と耐摩耗性、耐日焼け止めクリーム性に優れたUV硬化樹脂の開発に成功し、自動車内装向け3次元加飾用ハードコートフィルム「ルミアートHCシリーズ」を2018年1月に発売しています。当シリーズは、国内外の大手自動車メーカー向けカーナビなどで採用が拡大しており、2019年度の売上は前年度の約2.5倍と大幅に伸長しています。
 さらに最近では、触感にこだわったテクスチャー加飾フィルムに対するニーズが高まりを見せています。そこで当社は、伸びるハードコート剤の樹脂技術をさらに発展させ、ウレタンアクリレート樹脂を無溶剤化し、「ルミアートHCシリーズ テクスチャーグレード」を開発することに成功しました。これは、アクリルフィルム上に高硬度かつ高延伸で凹凸のあるテクスチャーを形成したもので、ハプティクスかつ高耐久な3次元成形が可能になりました。印刷やラミネートなど、他の裏面加飾技術と組み合わせることで、視覚と触覚の両面に訴える新しいタイプの3次元加飾用ハードコートフィルムが誕生します。
 「耐久性」「成形加工性」「デザイン性」の3つを兼ね備えた新商品として、7月より自動車内装部品の印刷加飾メーカーなどに提案していきます。

 

特長

  • ■従来の3次元成形は、鉛筆硬度の低い樹脂を用いてフィルム裏面にテクスチャーを形成していたので使用できる部位に限界がありましたが、本製品は高い硬度の樹脂を用いており、手が触れる部分の部品表面にテクスチャーデザインを施すことが可能です。
  • ■従来の3次元加飾フィルムは耐薬品性が低く、日焼け止めクリームなどが付着した場合に表面のコート層が溶解してしまい、跡が残ってしまうケースがありました。本製品は、日焼け止めクリームに対して高い耐薬品性を有しています。
  • ■熱成形時の高温領域では柔軟化し、3次元成形に必要な伸び率250%(3.5倍延伸)を実現します。表面のテクスチャーを活かしたまま成形できるTOM成形※4に最適です。
  • ■成形後の常温領域では高い耐薬品性、鉛筆硬度を示します。
  • ■後工程でのUV照射が不要なプレキュアタイプ※5のため、追加設備投資は不要です。
  • ■カーボン調、ヘアライン仕上げ※6、金属研磨表現など、顧客ニーズに合わせて多彩なテクスチャーが作成可能です。
  • ※13次元加飾:既にできている成形体(スイッチパネルなど)に加飾フィルムを貼り合わせる成形方法を3次元加飾成形と呼び、フィルムには高い伸び率が要求される。
  • ※2ハプティクス:触覚、触感のこと。本製品は、テクスチャーを形成する樹脂が硬いため直接触れることができ、凹凸・触感のある加飾フィルムになる。
  • ※3VOC:Volatile Organic Compoundsの略で、揮発性有機化合物の総称。トルエン、キシレン、ホルムアルデヒドなどがあり、大気汚染や健康被害の原因とされている。
  • ※4TOM成形:Three Dimension Overlay Methodの略。3次元加飾成形方法の一種。金型を使わず表面のテクスチャーを活かしたまま成形する工法。
  • ※5プレキュアタイプ:熱成形前にフィルムがUV硬化している方式で、成形後のUV硬化は不要。対して、アフターキュアタイプ(フィルムを成形した後にUV硬化させる方式)では、成形体に応じて大きなUVランプが多数必要とされるなど、多大な設備投資が必要となる。
  • ※6ヘアライン仕上げ:金属の表面処理加工の一種で、ヘアライン加工とも呼ばれる。金属の表面に単一方向に髪の毛ほどの細かいライン状の傷をつける加工法、およびその加工法による仕上げのこと。

 

製品概要

製品名 自動車内装向け3次元加飾用ハードコートフィルム
「ルミアートHCシリーズ テクスチャーグレード」
価格 2,000~3,000円/㎡ (消費税抜き)

 

販売開始時期

 2020年10月 (2020年7月よりサンプルワーク開始)

 

年間販売目標

 3億円 (既存製品含む)

 

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問合せください。

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