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技術系総合職

R&Dセンター甚目寺研究所 化粧材開発チーム
チームリーダー
荻野 智也
(2003年入社 自然科学研究科応用化学専攻了)
技術に合わせて開発するのではなく、ニーズに合わせて技術を活かす。

ある日のタイムテーブル
新世代メラミン化粧板を開発

荻野 智也

建築内装材の開発に携わる部署の中でも、特徴的な機能商品の開発に携わっています。現在は、指紋が目立ちにくく、かつ消臭機能を持った化粧板「セラール消臭セルサス」の開発をはじめ、不燃化粧板の新商品開発や環境配慮型新商品の開発などに取り組んでいます。その中でも特に化粧板の見た目の高級感や表面の機能性アップといった表面改質に力をいれて開発しています。メラミン化粧板の高い耐久性を保ちつつ機能性と、高い意匠性をよくすることは、実はものすごく難しいことなんだと実感する日々ですね。入社したての頃は商品をひとつ出したこの段階で、開発業務もひと段落となるのかと思っていましたが、実際は商品を出せば出すほど改良点など次の課題が見えてくるので、常に商品と向き合うことになるんです。発売してからが勝負だと感じていますね。入社以来ずっと化粧材関連の開発に携わってきた中には難しい内容の仕事も多く、なかなか商品という形にならなかった期間もありました。でも、飲食店などで座った席のテーブルに自分が携わった化粧板が使用されているなど、一緒にいる家族にも自慢できたりして、街中で製品を見つけられるとやりがいを感じます。



荻野 智也
製品を出すたびに課題が見えてくる

研究開発をしていく上でまず重要なのが、その時代でどういうものが求められ、必要とされているか、というニーズを探ることです。研究開発をする立場の人間として、持っている技術についての話から始めてしまいがちですが、既に世の中で求められていたり、流行っていたりするものを形にしていては遅いんです。世の中の人が必要と感じていながらもうまく言葉にされないものや、気づかれていない潜在的なニーズを掘り起こすことも、開発者として必要なことです。そのために、営業担当者と意見交換をしたり、お客様の元へ同行したりしながら、自らニーズを感じ取るようにしています。そこで得た情報や意見を技術的観点から分析し、品質や価格、生産性なども考慮しながら製品そして商品という形にしていきます。技術ありきの商品開発ではなく、ニーズに合わせて技術を活かすことが、最も重要となります。商品にもよりますが、開発から商品化までの期間はだいたい1年くらい。これは市場動向などを見ながら初期段階で決定します。変化が激しい時代の中でビジネスチャンスを逃さないためにはスピードが要求されますし、長期間になるほど開発コストもかかるので、商品化した時の利益とのバランスなども考慮されます。同時に、競合先の動きも察知しなければなりません。当社はメラミン化粧板のトップメーカーですので、他社が当社の商品を見て次の展開を考えるということもあります。競合商品が出されてきた場合は、自社商品とも比較しながら負けないように切磋琢磨して技術力を高めていくことも、開発者には求められます。



管理職としての役割

当社の研究開発は、個人の能力を結集させてチームとして行っています。私が責任者を務める開発チームは8名ほどのメンバーで構成されており、バラエティ豊かな個性が集まっています。開発途中で行き詰まったときにはミーティングをして意見交換をしますが、それぞれ違った視点や考え方をぶつけてくるので、そこから解決の糸口を見つけることも多いですね。解決方法が見つからないときには気持ちが沈みがちになり、ミーティングの雰囲気が暗くなってしまうこともあります。そのようなときでも、必ず誰かが前向きな発言をして、メンバーもそれに同調しながらみんなで盛り上げていける、非常に良いチームです。荻野 智也管理職である私は、こうした個性的なメンバーをまとめながらグループ内を活性化させることに気を配っています。自分からやるのと人からやらされるのではプロセスもスピードも全然違いますので、メンバーが自ら進んで実行できるように配慮しています。また、現在進めている開発商品の進捗状況や問題点を把握しながら、開発内容が会社の考えている方向性とリンクしているかをチェックし修正することも、管理職としての役割のひとつだと考えています。難しい開発テーマが多く、時には思うようにはかどらない場合もあります。特に最近はコストが非常に重要で、生産コストから施工現場での施工コストまでトータルに考えなければなりません。そのためにもメンバーの個性を尊重しながらグループ全体を活性化させ、ポジティブに取り組むことで目標の達成を目指したいと思っています。


荻野 智也

今後の目標

取りまとめ役としての管理業務が増えてきましたが、世界で認めてもらえるブランド企業になれるような商品開発をしていきたいと考えています。既に海外でも発売している商品はありますが、欧米には非常に大きな企業があり、まだまだ認知度が全然違います。そのような中でもっとオリジナル性のある商品をつくり、世界中の人に認めてもらえる企業になっていきたいです。