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技術系総合職

野依 慎太郎

ある日のタイムテーブル
新たな素材の開発を目指して

野依 慎太郎 UV硬化型接着剤の開発に携わっています。スマートフォンやタブレット端末に使われる電子材料です。たとえばスマートフォンを落としてガラスが割れてしまったとき、破片が飛び散ってしまうと危険ですよね。割れたガラスを飛散させず、ピシッとひびが入るだけにする。実はそんなシーンで、耐衝撃性に優れた当社の接着剤が役に立っているのです。また、どのような環境でも使えるように耐久性を高めることも、重要な開発課題です。暑い場所、寒い場所へ持って行き、はがれてしまったり色が変わったりしてしまっては、モバイル端末として販売できませんから。他にも、透明度などさまざまな性能を求められるのですが、すべてを達成することは非常に困難です。こっちの物性を上げれば、あっちの物性が下がる。そういう相反する性能を実現するには、何を最優先すべきか、明確な方針を立てる必要があります。担当営業と私たち技術者が打ち合わせを重ねながら、お客様と目標スペックのバランスを調整していきます。常に新しい素材や製品の開発に挑む仕事。配合方法や原材料の組み合わせは無限大で、実験を繰り返すことで「無理だ」と思えたスペックを実現できる可能性は十分にあります。「これは自分が作った」と胸を張って言える製品はまだありませんが、休日に最新のスマートフォンを手に取り眺めていると、「いつか自分の接着剤が世界に広がるのかもしれない」とワクワクしてきます。



野依 慎太郎
要望プラスアルファで提案する付加価値

お客様の生産工程における生産性の向上やコストダウンを実現することも、開発テーマのひとつ。お客様から求められる機能のみを持たせるのではなく、こちらから「こういう機能もあります」と提案することもあります。たとえば、これまで複数のステップを経て接着されていた工程を、1ステップで終わらせる。2液タイプの接着剤を1液タイプにすれば、混ぜ合わせる工程も不要になります。また、精密機器であるスマートフォンやタブレット端末は、部品自体が高価なものも少なくありません。本体部材を貼り合わせるときに不具合が生じた場合にそのまますべて廃棄していては、膨大なコストがかかってしまいます。もちろん不具合の出ない工程をつくることが大前提なのですが、どこの世界にも100%ということはありません。そこで、不具合が出たパーツの再利用が可能となるよう、接着性を高めると同時にはがしやすさも併せ持つ接着剤を開発。どのような生産ラインで、どのように加工されているかを知らなければ、このような製品は開発できません。いかにムダのない製造工程を実現させるか。それも、私たち技術者の腕の見せ所です。



技術者としての幅を広げるべく、異分野の技術者と交流

野依 慎太郎 かつて誰も作ったことのない接着剤の開発に挑戦する毎日。時には行き詰まってしまうこともあります。打開策を見出すために社内の図書室で文献を参照することもありますが、ありがたいのが仲間の存在です。私は電子製品向けの接着剤を担当していますが、建材向けの接着剤や自動車部品向けの接着剤など、多種多様な接着剤の開発に携わる仲間がたくさんいます。「ちょっと、これどうしたらいいかな?」なんて気軽に相談したことが、難局を乗り切るきっかけになることも。入社当初は「そもそも自分はどこに向かっていて、何をやっているのかも分からない」なんてレベルでしたが、経験を積み、周りからの相談に応えられるようになると、自分でも成長を実感しますね。また、設備機械メーカーや学会などが主催する外部講演会に出かけることもあります。参加している技術者同士で交流する時間もあり、家電製品を作っている方や印刷に関する技術を持つ方など、普段まったく接することのない方々と話すことは、とても刺激になります。分野や対象製品は違っても、同じ技術革新を目指す者同士、話は尽きません。自らの専門分野を追求するだけでなく異なる分野にも接しながら、これからも技術者としての幅を広げていきたいです。


野依 慎太郎

今後の目標

もちろん「これ、僕が作ったんだ」と言える製品を作ること!スマートフォンやタブレット端末は非常にグローバルな製品です。苦労して開発した接着剤が、世界中に広がることだってあり得るのです。多くのメーカーが競争を繰り広げている分野ゆえに容易なことではありませんが、いいものは世界の誰が作ってもいい。そういう公平な競争を技術力で突破する日を夢見て、今日も実験に取り組んでいます。