社長メッセージ

新規分野の開拓と海外販売の拡大を目指す。
2010年4月から中期3カ年計画をスタートさせており、既存分野の強化、新規分野の開拓、海外販売の拡大の3点を重要課題に挙げながら、目標達成に向けて全力で取り組んでいます。現時点における当社売上高は建築関連事業のウェイトが高くなっていますが、少子高齢化が進む国内において、建築関連事業だけでは、今後大きな伸びは期待できません。当社が持続的に成長するためには中期3カ年計画の必達は不可欠であると考えています。
新規分野については、当社は建築関連商品が多いイメージを持たれながらも有機合成樹脂を扱う化学メーカーとして成長してきておりますので、そのノウハウを非建築分野へ応用していきたいと考えています。既に、「ケミトロニクス」と呼ばれる化学技術とエレクトロニクス技術を融合させた製品を、自動車・電機業界をはじめとした非建築分野へと展開しています。
海外市場については、中国、インドネシア、マレーシア、インドに計7社の現地法人を持っており、ベトナムとインドネシアに駐在事務所も設立しています。これらの海外拠点を活用しながら3年後に海外売上高比率を10%以上に拡大することを目指して様々な取り組みを展開しているところです。特に当社が拠点を置いている中国やインドネシアの成長は著しく、どんどん国力が上がってきています。アジア圏は高い伸び率が期待できるため、欧米企業も参入してきていますが、当社は品質と各拠点を活用したレスポンスの面で国際競争力を高めていきたいと考えております。日本の品質の高さはよく知られていますので、当然その品質は現地生産でも維持していきます。また、日系企業も多数進出していますが仕様は日本国内で決められるケースが多くありますので、国内での顧客対応をしっかりと行いながら現地における生産拠点や販売会社とも連携することにより顧客の確実な取り込みに努めます。アジア市場の成長は、当社にとっても非常に大きなビジネスチャンスですので、生産体制・販売網共に増強しながら販売拡大に注力しています。
時代のオーソリティーを目指して自己研鑚を。
新規分野と海外市場へ本格的に進出していきますので、多くの知識を身につけられるよう勉強して欲しいですね。新規分野では会社としても分からないことが多くあり、先輩に聞いて分かることは昨日までの知識に過ぎません。これからのことは自分で切り拓いていくつもりで、どんどん勉強して欲しいと思います。勉強といっても本やインターネットで調べるだけでなく、時代が求めているものを常に意識しながら大学などの研究機関とも連携して自分を磨き、時代のオーソリティーになっていって欲しいと思います。特に海外では、言語だけでなくその国の風習や考え方も、現地に足を運んで現地スタッフやお客様とよく話をして、いろいろなものを吸収して欲しいですね。
こうしたことは若い人の特権ですから、既存のものから脱却し、自分なりに新しいものを開拓していくことを切望します。ぜひ、フレッシュな感覚で独自性を盛り込みながら、それぞれの仕事で力を発揮してください。会社としても、アクティブな行動やチャレンジする心を応援します。
人材育成のために教育に力を注いでいます。
当社は、会社が成長するためには、従業員一人ひとりのレベルアップが必要不可欠と考え、職種別・階層別の研修や勉強会を実施しています。また、実践での教育の方が成長も早いですし、多様なことを吸収できますので、日常の業務を通して技術や知識の習得を図るケースも多くあります。当社はコミュニケーションを図りやすい社風が根づいており、これは人材育成の面でも効果を発揮していると思います。通信教育などの学習環境も整え、自立的なレベルアップも支援しています。
受け継がれる「挑戦と創造」の社風
私は研究開発職として入社しましたので、やはり世の中にない新しいものを作りたいと考えていました。30年程前のことですが、環境問題が現在のような社会問題となる以前から環境に配慮した製品の開発に取り組んでいましたから、溶剤を使わない製品を開発することが私の最初の仕事でした。シックハウスなどという言葉もなかった時代でしたが、「いずれシンナーが使えなくなる時が来るから、今から開発していこう」というものでした。今でもそうですが、少し先を考えて新しいものを開発する風土が、当時からありました。また、当社は「挑戦と創造」を社是としており、新しいことへの挑戦ならば、失敗してもあまりとがめられることはありません。私自身も脱溶剤の開発では数多く失敗して会社に迷惑をかけましたが、それでも社長になれています(笑)。だから若い人たちも、失敗を恐れずにどんどん挑戦していって欲しいですね。
新製品・新商品を開発する部署に限らず営業・生産・管理、その他全ての部門で、従来の方法にとらわれず、新しい考え方や方法を出してもらいたいですね。それで上手くいけば「良くやった」となるし、仮に失敗してもその問題点を探って改善していけばいいのですから。自分だけの独創性を発揮して、仕事を、会社を、大いに変えてみてください。


