アイカ工業株式会社新卒採用サイト

ENTRY

仕事について

プロジェクト紹介

樋口 裕一郎(左)西川 憲隆(中)宮脇 崇(右)
史上最大級のプロジェクト。苦労と挫折と歓喜のストーリー。
入社して間もない営業の西川が担当したのは、関東最大級の現場だった。

樋口 裕一郎
西川 憲隆
宮脇 崇

西川:横浜に「横浜みなとみらい21」と呼ばれるウォーターフロント都市再開発地区があります。日本一の超高層ビルである横浜ランドマークタワーをはじめ、巨大な建築物が建ち並ぶこの地区に、新しく地上26階・地下2階のオフィスビルが建造されることになりました。この物件と隣接する商業施設に使われる内装材を担当したのが僕たちのプロジェクトチームです。

樋口:西川が入社した2007年にスタートしたプロジェクトなんですが、当時、彼と話をしていたんです。新人なのに「派手な仕事がしたい」なんて言っていて、まだ若いのに話が合うやつだなと思っていました(笑)。

西川:(笑)。アイカ工業の拠点は全国にありますが、みなとみらい21のような巨大案件が扱える点が、私たちの仕事の醍醐味です。せっかく東京で営業として働くのなら、大きな花火を打ち上げたい!と樋口課長と日頃から話していました。でも実際、自分がメインで担当することになったら「これは大変なことになった」と思いましたけどね。アイカ史上でも最大級の規模でしたから。

樋口:確か2年くらいかかったよね?

西川:はい。住宅なら1年ほどですが、大きな建築物になると設計から竣工までに長い時間を費やします。このビルの設計は2007年にスタートして、竣工が2011年。オープンまで実に4年の歳月がかかっています。そのうち私たちが関わった期間は丸2年で、売上額の面から見ても大規模といえるプロジェクトでした。

樋口:スタート時点で「これは大きな仕事になる」と感じた私は、すぐに西川とやろうと思い立ちました。新人の彼を誘って2人でスタートさせたわけですが、アイカ工業には若いうちに仕事を任せて育てるという風土があるので、自然なことでしたよ。それにしても、アップダウンの激しいジェットコースターのような仕事でした(笑)。

西川:でも、楽しかった。

樋口:そうだね。

西川:そのころの僕には世の中に広めていきたい新商品がありました。2007年にリリースされた“オルティノ”という壁面に貼る化粧フィルムです。当時、このオフィスビルは関東地区で最大級の現場でしたから、なんとしても受注を勝ち取ってこの新商品を世に知らしめたいという想いで取り組んだことを思い出します。

宮脇:オルティノという商品について補足させてください。アイカ工業はメラミン化粧板という商品カテゴリーでは日本一のシェアを持ちます。しかし壁面に貼るフィルムの分野では、他社に遅れを取っていました。そこで開発されたのが粘着剤付化粧フィルムのオルティノです。当社のメラミン化粧板は多彩なバリエーションを持ち、細かいニーズに対応することができます。このオルティノの登場によってメラミン化粧板と同じ柄の壁面フィルムを作ることができるようになり、統一されたデザインで内装を仕上げることが可能になりました。メラミン化粧板+オルティノのコラボによって、アイカ工業にしか実現できない空間をつくることができます。

西川:オフィスビルのコンセプトは“ホテルのようなオフィス”。そのためには高級感・重厚感を持つ内装材が必要になります。メインエントランスをはじめ、地下から最上階までの廊下の壁面材、トイレの壁面材、トイレブースの表面材、休憩室に使われる表面材に至るまで、カタログ外の特注品を作らなければいけませんでした。私たち建材メーカーに寄せられる期待は、非常に高いものでした。

樋口:アイカ工業では、商品カテゴリーごとに組織を分けるカンパニー制をとっていますが、大きな案件になるとメラミン化粧板や塗壁材、接着剤などの商品が、カンパニーを越えて大量に必要となります。今回のような大型かつ高度な顧客ニーズが発生した場合には、あらゆる商品を扱える組織横断型のタッグを組んで対応するのです。



天国から地獄へ。それは一本の電話から始まった。

西川 憲隆/宮脇 崇 西川:まず僕はライバル企業に勝つためのプランづくりから始めました。現場に赴いて調査を行い、関係者へのヒアリングを繰り返しながら、勝つための方策を探っていくんです。現場に何度も足を運ぶと同時に、一緒にプロジェクトを進めていくパートナーとなる施工業者さんとも打ち合わせを重ね、リレーションシップを深めていきます。

樋口:西川と私だけではなく、会社の上層部や自社工場の製造スタッフ、取引先である印刷会社さんたちと協力しながら見積り書をつくっていきました。営業だけでこれだけ大きな案件を動かせるわけがありませんから、いかに周囲の協力を取り付けるのかも重要になってきます。

西川:コスト面での調整を関係各部署と連携しながら行うと同時に、モノづくりも進行させていきました。サンプルの製作ですね。自社の商品ラインナップにはないものを作るため、商品企画の専門家として召集されたのが宮脇さんです。

宮脇:この案件に関しては目標の色や柄というものが出ていましたので、やることは明確でした。複数のサンプルを作りながら、そして少しずつ修正を加えながら、お客様の求める壁材の意匠を作りこんでいきました。

西川:お客様が目指す空間にはメラミン化粧板と同柄の壁面フィルムが必要でしたから、オルティノのアピールにもぴったりでした。その結果「よし、アイカさんで行こうか!」って内定をいただいたんですよね。

樋口:うん。祝勝会と称して飲み会もしたし、順調だった。

西川:はい。最高の気分でした。…静岡に出張中だった僕の携帯電話が鳴るまでは。



次へ