育児施設向け「キッズフロア」を発売

  • 建築向け
No.119G27
2018年8月31日

 

耐久性・メンテナンス性・意匠性に優れた高機能床材
育児施設向け「キッズフロア」を発売

アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:小野勇治 本社:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋26階 資本金:98億9,170万円)は、耐久性・メンテンナンス性・意匠性を兼ね備えた育児施設向けフロア「キッズフロア」を発売します。
item0831_007.png[キッズフロア]

発売の背景

女性の就業率上昇に伴い育児施設の不足が深刻な社会問題となる中、2017年に発表された「子育て安心プラン」により、大規模マンションでの保育園の設置促進や幼稚園における2歳児の受入れや預かり保育の推進など、保育の受け皿拡大が推進されています。当社は育児施設向け商品として、手洗いシンクとキャビネットをセットにした「キッズ洗面セット」や指詰め防止機能付引戸「気くばりUDドア キッズ仕様」などを販売しており、保育士さんの要望を取り入れた安心・安全な設計・デザイン、優れたメンテナンス性などが評価され、多くの育児施設でご採用いただいています。
これまで育児施設の床に化粧シート貼りフローリングや突板フローリングを長期間使用した場合、表面仕上げ材の剥がれや摩耗による基材の露出で、園児のケガの原因になることがありました。また、育児施設の床材に関する困りごととして、園児の食べこぼしなどで汚れやすく清掃に手間がかかる、冬場は足元が冷たいなどの声が保育士さんから寄せられていました。そこで、床材に関する保育士さんの負担を低減するため、表面に耐摩耗性に優れた2mm厚の挽き板※1と、耐汚染性・メンテナンス性に優れた表面塗装を用いた育児施設向けフロア「キッズフロア」を発売します。
「キッズフロア」は、無垢材※3のような質感を持つ2mm厚の挽き板を表面に使用しており、通常の突き板※2と比べて、高い耐摩耗性を有します。無垢材と比べて収縮率が少なく、床暖房にも対応可能です。また、表面に施したナチュラルマット塗装は、木の風合い・感触と摩耗・汚れなどへの耐久性を両立させるメンテナンス性にも優れた塗装仕上げです。
育児施設向け商品のラインナップ拡充により、今後も増設が予想される育児施設に向けて、当社商品でのトータルコーディネートを提案していきます。
※1  挽き板:天然木を鋸で挽いて切り出した板材。スライスでは難しい厚み(1~2mm)の材を生産することが可能。床材の基材に合板を使用するため、無垢材と比べて反りや収縮が少ない。
※2  突き板:天然木を薄く(0.2~0.6mm)スライスした表面化粧材。非常に薄いため、表面に傷が入ると合板などの下地が露出してしまう場合がある。
※3  無垢材:丸太から切り出したままの木材。自然素材ならではの風合いや質感が魅力だが、歳月の経過により収縮・変形していく。

特長

無垢材の質感を持つ2mm厚の挽き板を表面に使用しています。一般的な0.5mm厚の突き板と比べて6倍以上の耐摩耗性を有し、摩擦や衝撃に強く、耐久性に優れています。  
ナチュラルマット塗装により、木目の質感を保ちつつ、高い耐摩耗性と耐汚染性を実現し、メンテナンス性に優れています。ノンワックス仕様のため、園児の在園時間が長くて頻繁にワックスをかけることが難しい育児施設でもお手入れが簡単です。  
無垢集成材と比べて、反り・割れなどの変形が生じにくく、床暖房にも対応可能です。  
 
断面構造 ■突き板 挽き板フロアの磨耗性評価結果(耐磨耗性)
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商品概要

■商品名 育児施設向けフロア「キッズフロア」
■材質 天然木無垢材挽き板、環境配慮型合板
■柄数 2柄(ハードメイプル、ヒノキ)
■サイズ t12mm×W303mm×L1,818mm/枚
■入数 3.3㎡/梱包(1坪分、6枚入り)
■価格 ハードメイプル(LMH512MH) 54,000円/梱包 (設計価格、消費税抜き)
ヒノキ(LMH512KH) 59,000円/梱包 (設計価格、消費税抜き)
■発売日 2018年9月14日

年間販売目標

5,000万円

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問合せ下さい。

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