After1/既存倉を基点に塊を3つ増築している。目地の不要な外壁仕上材が塊感を引立たせている。
■製品【ジョリパット】施工箇所:外壁、ジュラク |
![]() | ![]() 江戸時代から続く専業農家から手狭になった住宅の建替え依頼がありました。そこで使っていない既存倉を基点にボリュームを3つ増築し、その隙間に住まうような住宅を考えました。土に深く関わる生活において、糧を得る畑という場から住まいという場までの「土との距離感の振幅」が大きく感じられる空間を目指しました。同時に、この地における営みの厚みが「継続感」として感じられるよう、新旧の土の箱という素材にその役割を託しました。
撮影:鳥村鉱一
|
Before1 /手狭になった住宅(左)と築100年の既存倉(正面)。倉は老朽化しているものの軸組はしっかりしていた。 ■倉外壁:土壁、屋根:瓦、内壁:土壁荒付けのみ / 既存住宅外壁:窯業系サイディング、屋根:カラーベスト、内壁:PB+クロス |
![]() |
After2 /既存倉の2階を寝室として再生した。玄関の吹抜けが見下ろせる。 土壁:竹子舞下地に荒木田+中塗り 床:ヒノキ縁甲板 |
Before2 /倉内部:土壁の裏返しがなく竹子舞が露出している状態。写真は母屋側に小窓を開けているところ。内壁:竹子舞に荒木田 |
![]() |
After3 /リビングとダイニング:土の箱の隙間に住まうような空間。 床:ヒノキ縁甲板 壁:珪藻土 天井:PB+EP |