アイカ工業株式会社 ジョリパット施工例コンテスト

コンテスト概要入選作品審査総評第2回ジョリパット施工例コンテストのTOPへ戻る 入選作品
優秀賞
賞金10万円
作品名:手門学院大学中央棟 須部恭浩・大林敬幸・南原成勲/株式会社三菱地所設計

追手門学院は2008年に120周年を迎える歴史ある学院である。120周年事業の核の事業として、教育研究室が集約する中央棟が建てられることとなり、2003年12月、6社のコンペにより当社が選定された。計画地には松下幸之助氏寄贈の数寄屋建築に付随する茶室があった。茶室と一体となった計画が与条件で求められた。古きものをいかし、新しい建築とどのように調和、いままで以上の驚きをあたえられる空間としたかった。茶室のもつ静的な力強さをエントランスのオブジェとしてみえるエントランスアプローチとして、茶室を改修し中央棟と調和する外構を計画した。茶室の壁面である土壁を中央棟の内部にも利用し、調和する空間をめざすこととした。
様々な素材の検討の結果、土壁と似たスサワラ入りのジョリパットを採用した。傾斜高さ6M長さ23Mの約120㎡の大壁面を一面に目地なしで施工できること、経済的であること、かつ揺れに対する追従性が高いことも選定した理由の一つである。
仕上がった壁面は手のぬくもりが感じられる自然なコテ仕上げが光の揺らぎを生み、茶室との外部空間を仕切る金属すだれと、追手門学院の建学精神を語る木の展示壁面のハードな壁面に柔らかさを与えている。

中央棟全景
中央棟全景 足もとの茶室と一体となった空間が求められた

 

茶室全景
茶室全景 左が高層棟エントランスアプローチ 枯山水と一体となったエントランスを計画した

エントランス全景
エントランス全景 左壁面一面がジョリパット 手のぬくもりが感じられる製品である
■スサワラ入り木コテ仕上げ(特注色)

 

茶室と中央棟との金属すだれよりジョリパットをみる

茶室と中央棟との金属すだれよりジョリパットをみる
■スサワラ入り木コテ仕上げ(特注色)

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