M832C_UV硬化不燃化粧板 ARDICA(アルディカ)
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- 設計 ・ 施工に関す る下地のご注意 まずは施工可能かどうかをご確認ください。
1 下地を新設する場合
施工可能な下地の例
●せっこ うボード (推奨 12.5mm以上) ●けい酸カルシウム板 (推奨 6mm以上 ・ 比重0.8以上) ●モルタル面 ●ラワン合板 (推奨 9mm以上)
※上記の下地でも、 化粧材の施工部分に塗装などの仕上げが施されると、 接着不良によるハガレが発生 する可能性がありますので、 ご注意ください。 ※下地材の選定と構造が、 建築基準法や火災予防条例などの法令・法規に適合したものであるか、 ご確認 ください。
そのままでは施工できない下地の例
●RC壁への直貼り → モルタル仕上げ (下記 2 - B 参照) ●ALC躯体への直貼り → GL工法 (下記 2 - D 参照) 及び鋼製壁作製 (下記 2 - A 参照) ●湿気を帯びた下地 → 充分乾燥させる
(含水率 4.5%以下 ・ 密着強度 1.0N/mm2以上 ・ 不陸2mm以下 ・ 平滑な金ゴテ仕上)
そのままでは施工できない環境
●施工場気温が5℃未満 → 気温を5℃超に上げて く ださい。 ●施工場の湿度が90%超 → 湿度を90%未満に下げて く ださい。 ●結露が予想される時 → 結露しないように対策を取って く ださい。
2 躯体への下地材固定方法
A 鋼製壁
スタッ ドは65形以上を使用し て ください。 下地材 (せっこ うボード等) を専用ビスで 200~300mmピッチで固定し て ください。
※枠廻り ・ 出隅 ・ 入隅部分の下地材端部は専用ビスで確実に固定してください。
D RC壁
GL 工法*の場合
*吉野石膏株式会社による工法です。
せっこ うボードメーカーの仕様を厳守し て ください。
※GLボンドは水性ですので、 施工後は養生を充分取ってください。 目安として約20日間は養生が必要です。 (乾燥したことを確認してから施工して ください。 )
モルタルはRC壁に対し て接着が良いものを選定し、 不陸がないように仕上げて ください。 ※モルタルの含水率が4.5%以下になってから
施工してください。 (密着強度 1.0N/mm2以上 ・ 不陸2mm以下 ・ 平滑な金ゴテ仕上)
B RC壁
特に、 出隅においては、 30mm×30mm×0.4mmの亜鉛折りコーナーで補強し て ください。
亜鉛折りコーナー材
アルディカ
モルタル仕上げの場合
出隅は亜鉛折りコーナーで確実固定を !
推奨 『亜鉛折りコーナー』 (株) 創建
03-5992-6411 品番 : 01007
せっこうボード 専用仮留めテープ 専用接着剤
C RC壁
木胴縁の場合
【施 工 方法】
1.下地材に亜鉛折りコーナー材を速乾ボンドで完全に接着する。 2.亜鉛折りコーナー材に接触しないよう専用仮留めテープを貼付ける。 3.亜鉛折りコーナー材の上、 及び専用仮留めテープの内周に 専用接着剤 (SE-1) を塗布する。
24mm×45mm程度の縦胴縁を300mm ・ 横胴縁を450mmピッチで躯体に アンカー ・ カール ・ 釘で固定し、 下地材 (せっこ うボード等) を専用ビス (300mmピッチ) と接着剤を併用し て固定し て ください。
(亜鉛折りコーナー部 納まり)
(必ずご確認ください。 ) 製品についてのご注意 【ご使用にあたり】
■ 掲載商品は全て内装専用です。 ■ 不特定多数の人の往来や集ま る場所ではセラール、 メ ラ ミ ン化粧板をお奨め します。 ■ 同柄表示については、 同じ柄番号であっ ても、 使用する原材料・製造方法の違いにより、 色調・質感 (ツヤやエ ンボス感・光の反射など) が異なります。 また、 光源や見る角度によ っ て色調が異なっ て見える場合があります。 連続する平面でご使用さ れる場合は、 同じ化粧材を ご使用いただく か、 事前にサンプル等にてご確認く ださい。 ■ 製法上、 柄位置の指定はできません。 ■ 日光がよ く当たる部位に製品を使用すると、 通常の屋内使用より も早く経年変化 (変色・退色) する可能 性があり ます。 ■ 天井部への施工は各製品の施工説明書に従っ て く ださい。 また、 落下の危険性があるため、 3×4サイズ (910×1,220㎜) 以下にカッ ト し、 アルミハッ ト型ジョ イ ナーを必ず使用し て く ださい。 ■ 高温、 高湿など特殊な条件の部位には使用できません。
【施工について】
■ 施工前に、 必ず施工説明書をお読み く ださい。 ■ 養生テー プなどを化粧面に貼る際は、 できるだけ早く剥がし て く ださい。 長期間放置する と剥がした際に化粧 面が剥がれる場合があり ます。 剥がす際は木口部の細かなバリに注意し、 内側から木口方向にゆっ く り剥が し て く ださい。 ガムテー プ等の粘着性の高いテー プは使用しないでく ださい。 ■ 表面にシー リ ング材等が付着する と、 その成分が表面に浸透し拭き取りできな く なり ますので、 養生にはご注 意く ださい。 ■ 切り放し端部に手や物が触れる と化粧面が剥れる場合があり ます。 切り放し部の目地や見切り部分はジョ イ ナーなどで端部を保護し て く ださい。 ■ 端部・角部はもろいため取扱いの際はご注意く ださい。 ■ 製品のカッ ト面に強い力が加わる と、 割れ ・欠けなどが生じるこ とがあり ますのでご注意く ださい。
【保管・取扱いについて】
■ 製品を地面と垂直に持ち、 二人 で運搬し て く ださい。 ■ 保管 ①地面やコンク リ ー ト床面への直置きは避け、 パレッ ト等の上に平積みで保管 し て く ださい。 ②製品の上にものを置いたり、 踏んだり しないでく ださい。 ③雨水等、 水分がかかる場所や直射日光の当た る場所、 低高温環境では保管 しないで く だ さ い。 ④立て掛け しないでく ださい。 反りが生じる場合があり ます。
【メ ンテナンス】
■ 表面の汚れは柔ら かい布かスポンジに中性洗剤をつけて拭き取った後、 水拭き し て く ださい。 水拭き後は必ず乾 いた布で水分を除去し て く ださい。 かたく絞っ ていない雑巾で水拭きする とシミが生じる場合があり ます。 ■ ナイ ロンタワシやスチールウール、 研磨剤入 り スポンジ、 研磨剤入 り洗剤などはキズの原因となり ますので使 用しないでく ださい。 ■ 酸・ アルカ リ洗剤は変色の原因となり ますので使用しないでく ださい。 ■シ ンナー等の溶剤で化粧面を拭かないでく ださい。
安全にご使用いただくために
本製品を安全にご使用いただくために、 次の点にご注意ください。 [応急処置]
1 . 運搬・取扱いの際には、 保護手袋を着用して ください。 2. 加工時には、 保護メガネ ・防塵マスクを着けて作業して ください。 3. 加工で発生する粉塵を集塵する際には、 粉塵爆発対策を行っ て ください。 4. 粘着剤付き化粧材は、 粘着剤面を皮膚に接触させないでください。 5. 荷扱い ●粉塵が皮膚に付着したり、 目・鼻・口に入った場合は、 水で洗い流し異常を感じたら、 医師の手当てを受けて ください。 ●火災のときは、 水・霧・泡・化学消化剤で消化して ください。
M832C 20.09.1.5S.SG
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