G521E_MOISS NT施工マニュアル
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内装モイス 施工 マ ニ ュ アル
2 施工方法
[1] 下地施工 無接着剤工法 は下地の種類が木製下地又は鋼 製 (LGS) 下地となります。 ただし、 改装工事などで せっこうボー ドが下地の場合には両面テープおよび 接着剤等を併用してください。 (P.5参照)
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3.墨出し、 板割り付け 施工図に従いモイスの割付墨を下地に打ちます。 モイスの目地は必ず下地の上にくるようにします。 モイス表面は仕上げとなりますので、 表面には文 字 (メモ) などを絶対に書かないでください。
※無接着剤工法とは、モイスの持つ高い引抜き耐力により、接着剤 を一切使用しないで、ピンネイル、スーパーフィニッシュ、ケー シングくぎなどのみで仕上げる乾式工法です。 それぞれのくぎの保持力についていはP.15の保持力試験結果を参 照願います。
[2] モイス留め付け ○木製下地の場合 モイスは木製下地に対し、 ピンネイル、 スーパー フィニッシュのみで留め付けそのまま仕上げます。
○鋼製(LGS)下地の場合
現場での下地配置状況
モイスの加工
モイスは鋼製下地に対し、 モイスNT専用ビス、 ジャ ックポイン トねじで留め付けます。 (P.5、 P.7参 照) ビス頭部分はモイス面位置になるように施工し ます。 [3] 施工準備 1.モイスの取り扱い モイスは、 仕上げ材のため施工中の取り扱いは慎 重にしてください。 大きな傷、 汚れ等については、 交 換が必要となります。 また、 吸水性が高いため、 内部 まで浸透してしまった染みについても交換が必要で す。 なお、 手垢等の汚れがついた場合には、 P.18の 「お手入れのしかた」 に従って処置してください。 2.下地施工 モイスは、 下地と一体となって構成されるため、 下 地の不具合がそのまま表面の平滑性に現れます。 し たがって下地は、 縦横の通り、 不陸、 水平 ・ 垂直等不具 合のないように精度よく施工してください。 また、 床面と壁面、 壁面と天井面との取合い部分 は精度よくすき間のないように施工してください。 木製下地は、 必ず乾燥材 (含水率20%以下) を使 用してください。 濡れた木材を使用するとモイスが その水分を吸収して、 「染み」 になる恐れがあります。 下地の間隔は、 モイスの施工要領図 (P.5‑12) に 従い施工してください。 ◎ 「壁 ・ 天井」 施工上の注意 【事故例】 モイスの高い 吸 水 性 に より、 下地材の水分が 染み出して変色 した例。
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[4] 工具の準備 1.切断工具 集じん機付電動丸鋸 (チップソー) ボー ドカッター ハクソー スレー ト鋸 カッター 2.穴開け工具 電動ドリル、 ハンドドリル ジグソー 3.留め付け工具 電 動ドリル (スクリュー ドライバー) ボー ド用 ピンネイラー、 スーパーフィニッシュネイラー プラスビッ ト 金槌
推奨釘打機 : (左) ピンネイラー (右) フィニッシュネイラー
推奨釘 : (左) ピンネイル (右) スーパーフィニッシュ
下地材の含水率が高い材 (グリーン材) などの場合
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モイス厚9.5mm 水分の移動による モイス表面への染み出し
水分の移動
4.面取り工具 面取りカンナ ヤスリ サン ドペーパー (#60 〜#150) 角材 (サン ドペーパー巻きつけ用)
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