G521E_MOISS NT施工マニュアル
- ページ: 1
- 1
内装モイス 施工 マ ニ ュ アル
1. モイスを施工する前に
注意事項 警告
①モイスは、 天然素材を使用して、 紙漉きと同じ 抄造法 で作られています。 そのため、 仕上げ面の風合いが 若干異なる場合があります。 製品性能には問題ございませんが、 ご理解の上、 ご使用をお願いします。 (⇒P.2) ②モイスの施工は、 下地・用途別の推奨方法に従い施工してください。 (⇒p5 〜 12) 標準施工と異なる場合、 強度不足等によりモイスが外れ、 ケガをするおそれがあります。 ③モイスを切断する際には必ず保護メガネ・防じんマスクを使用し、 手袋・長袖の作業着を着用し、 皮膚が露 出しないようにしてください。 また適切な集じん装置を使用し、 現場の作業環境を保守してください。 作業後 は、 うがい及び手洗いを励行してください。 粉じんが大量に体内へ入ると、 呼吸器等へ悪影響を及ぼすおそれ があります。 ④モイスに割れ・ひび等が発見された場合、 使用せず交換等の処置をお願いします。 ⑤モイスの曲面加工については、 2 曲面施工について を参照願います。 (⇒P.16) ⑥モイスを使用した壁に手すり、 エアコン、 フック等負荷がかかるものを取り付ける場合は、 必ず下地材を取り付 けるか、 柱の部分に取り付けるようにしてください。 (⇒P.16) 下地材は、 厚さ 12mm 以上の合板または、 35×105mm 以上の受け材を推奨します。
お願い
注意
①製品の破損・機能低下の原因となるおそれがあります。 搬入時には下記事項をお守りください。 製品は、 屋内の平らな場所に床面からの湿気を防ぐように、 パレッ トや 10cm 以上の角材などを使用して保管 してください。 保管は高さ 1m 以内を限度としてください。 水濡れや汚れを防ぐため防水シー ト等で養生してください。 ②荷降ろし、 小運搬の際は、 保管および取り扱い上の注意点 を参照願います。 (⇒P.4) 小分けの際は、 角部の損傷を避けるためモイスを引きずること無く、 持ち上げるように作業してください。 欠けおよび破損、 ひっかき傷またはテカリ等の不具合の原因になります。 モイスの表面が汚れた場合は、 お手入れの仕方 に従ってメンテナンス処理をしてください。 (⇒P.18) ③モイス表面の軽微な傷は、 仕上り目に沿って研磨紙擦りすることにより、 目立たなくすることができます。 研磨番手#60 〜#150 の順に使い分けながら研磨紙擦りをしてください。 ④梱包用の 捨て板 は、 梱包資材 (緩衝材) のため、 使用しないでください。 捨て板は四隅を赤く塗装するなど、 製品と区別してあります。 (⇒P.4) ⑤接着剤・両面テープ及び、 プライマーは、 モイス推奨品をご使用ください。 (⇒P.5) 推奨品以外の接着剤・両面テープ等を使用すると、 接着剤・両面テープ等に含まれる成分によって、 モイス 表面が汚れたり、 シミになるおそれがあります。 ⑥木製下地材は、 必ず乾燥材 (含水率 20%以下) を使用してください。 含水率の高い木材を使用した場合、 その水分がモイス表面へ染み出し シミ になるおそれがあります。 (⇒P.13) ⑦モイスを内装仕上げ材として使用する場合には、 GL 工法での施工はしないでください。 GL ボン ドの成分がモイス表面へ染み出してしまい、 シミになるおそれがあります。 ⑧不燃材料として使用する場合、 面取り・切削加工箇所の板厚は 4mm 以上であることを確認してください。 ⑨モイスは、 多孔質素材で、 吸水性に富んでいます。 常時、 水がかかり、 頻繁に水汚れ等が考えられる湿潤な場 所 (浴室内など) や油がかりするレンジ廻り等への使用は適しません。 ⑩ねじで固定する場合は、 モイス端部より 15mm 以上離した位置にねじを打ち、 固定してください。 端部近く にねじを打つとモイスが破損するおそれがあります。
- ▲TOP