D101B_Passive Wall (パッシブウォール)
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- 外断熱材を施す場合の取り扱い ■ 耐火構造の外壁に木材、
外
外
分 類
2002
種 類
0
JIS番号
告示に例示された耐火構造 (準耐火構造、 防火構造、 準防火構造も同様) の外壁や軒裏に、 表面材と して木材などの可燃材料を張る場合や、 外壁に一定の性能を有する外断熱材を 施す場合は、 それぞれの構造に必要な性能を損ねないと判断できる。 なお、 外壁の性能を 損なわない外断熱材と してはグラスウール、 ロックウール等の不燃系の断熱材が考えられ る。 また、 鉄筋コンクリー ト造、 鉄骨鉄筋コンクリー ト造、 鉄骨コンクリー ト造又は鉄材で補 強されたコンクリー トブロッ ク造、 レンガ造若しくは石造の外壁については、 有機系の断熱材 (JIS製品である発泡プラスチック (下表) 等を用いた外断熱を施すことも可能である。
ビーズ法ポリスチレンフォーム JIS A 9511 押出法ポリスチレンフォーム 発泡 プラスチック系 硬質ウレタンフォーム フェノールフォーム JIS A 9511 JIS A 9511 JIS A 9511
耐火構造 (準耐火構造、 防火構造、 準防火構造も同様) の外壁や軒裏に木材などの可燃材 料を張る場合の取扱いである。 それぞれの構造に必要な性能を損ねないと判断できる程 度のものであれば支障がないものとした。 なお、 FRP製等の表面材で火災時に高熱を発 するなど一定の遮熱性能を損ねるおそれのある場合は大臣の認定が必要と思われる。
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該当法令 建築基準法第2条第七号、 同施行令107号 関連告示 平成12年5月24日建告1359号、 同1362号、 同30日第1399号、 同31日第1432号 参考 昭和60年9月5日住指発第510号
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■ シミュレーションによる省エネ効果の見える化
内断熱工法
屋外
[mmHg]
外断熱工法
屋内 屋外
[mmHg]
屋内
20
20 15 10 5 0
結露判定比較
15 10 5 0
トップ コート
躯体
断熱材
グラスファイバーメッシュ
ベースコート トップコート
EPS接着剤 EPSボード
躯体
壁内温度に対する飽和水蒸気圧線 実際の壁内水蒸気圧線 結露領域
透湿構造
壁内温度に対する飽和水蒸気圧線 実際の壁内水蒸気圧線
内断熱工法
外断熱工法
屋外 -5℃
屋内
20℃
屋外 -5℃
屋内
20℃
外断熱と内断熱の 温度分布
-5.0
-2.2
0.5
3.3
6.1
8.9
11.7
14.4
17.2
20.0
-5.0
-2.2
0.5
3.3
6.1
8.9
11.7
14.4
17.2
20.0
二次元解析
熱抵抗値が同じでも、 躯体の温度が違ってきます !
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