G521E_MOISS NT施工マニュアル
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- 内装モイス 施工 マ ニ ュ アル
4. その他・注意事項
1 モイスの方向性について
モイスは、 抄造方法 (和紙漉き要領) により成形 し、 最終工程で研磨による表面仕上げを施していま す。 したがって、 製造方法上、 方向性があります。 方 向を統一しないで施工すると仕上がり状態が異な り、 意匠的に不具合を起こす場合があります。 施工 時には裏面に記された矢印を考慮して施工してくだ さい。
(モイ ス裏面)
3 手すり等の取り付けについて
モイスを使用した壁に手すり、 エアコン、 フック等 負荷がかかるものを取り付ける場合は、 必ず下地材 を取り付けるか、 柱の部分に取り付けるようにしてく ださい。 下 地 材 は、 厚 さ 12mm 以 上 の 合 板 ま た は、 35×105mm 以上の受け材を推奨します。
4 補修について
[1] 施工中の傷、 汚れについて 大きな傷については、 交換が基本となります。 内 部まで浸透してしまった染みについても同様です。 施工中は、 仕上げ材として慎重に作業してください。 また、 表面の養生についても必要に応じて行ってく ださい。 [2] 専用パテについて 小さなキズやすき間は、 モイス専用パテで補修が 可能です。 大きな欠けや損傷には適していません。 また、 パテ材は紫外線などに対して変色するおそれ があります。
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2 曲面施工について
モイスは、 曲面施工ができます。 ただし製造方法 上方向性があるので、 モイスの方向を確認し曲げ加 工を行ってください。 (下図参照) 施工する大きさに加工したモイスを 20 〜 30 分 間水に浸し、 少しづつ力を与えながら、 曲面に沿っ て曲げていきます。 ここで過度に力を加えると破断 してしまいますので注意してください。 なお、 下地 の精度がそのまま仕上げに現れますので、 下地の 精度を充分に確保してください。
5 他材料による表面仕上げについて
モイスは、 素地仕上げを標準としますが、 クロス*、 壁紙、 塗り壁等の仕上もできます。
*塩化ビニル製のクロスは、 赤変 (変色) の恐れがあるので 使用禁止です。 ※モイス NT へ表面仕上げを行った場合には、 「調湿建材」 対象外となります。
円形柱への施工 (下地施工)
モイスの施工
モイス裏面の方向
モイス裏面の 矢印方向に対して 垂直に曲げる
(モイ ス裏面)
曲面施工の限界曲率
厚さ (mm) 6 9.5 曲げ半径 (mm) ウェ ッ ト 500 以上 900 以上
(製品管理番号等の印字)
備 考
・ウエッ トの場合、 所要時間の水浸し後、 少しづつクセを付 けながら繊維方向に垂直に曲げてください。
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