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大学生がデザインした「グリーンウォール」が名古屋市営地下鉄千種駅に登場

No.119A28
2018年8月31日

 

大学生がデザインした「グリーンウォール」が
名古屋市営地下鉄千種駅に登場!
アイカの技術でオリジナルデザインの高機能な壁を実現

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:小野勇治 本社:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋26階 資本金:98億9,170万円)は、名古屋市営地下鉄千種駅のリニューアルにおける金城学院大学の学生の提案に賛同し、学生がデザインしたオリジナル柄を耐久性の高い壁材に加工した「グリーンウォール」を名古屋市交通局に寄付しました。地下鉄東山線千種駅の地下1階コンコース通路に設置され、2018年8月31日(金)より利用が開始されました。

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千種駅リニューアル「緑のミチクサ散歩道」について

名古屋市交通局は、金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科の学生からの提案を受け「緑のミチクサ(道草+千種)散歩道」をコンセプトとする駅空間の創出を千種駅のリニューアルにおいて取り組んできました。同コンセプトは"駅を「ただ通過するだけの場所」から「目的地」にする為に、ついつい道草したくなる楽しい「緑のミチクサ散歩道」をつくろう"というもので、学生から提案された壁材やベンチは、コンセプトに賛同する企業や店舗運営事業者が提供しています。

 

当社提供の「グリーンウォール」について

「グリーンウォール」は、"にぎやかな街にやすらぎの森。ついつい道草したくなる楽しい緑の散歩道"をイメージしてデザインされた壁材で、ベンチと共に設置することで、気軽に立ち寄って自由に過ごしていただける空間を創出します。
 グリーンウォールには、当社のオーダーメイド不燃化粧板「セラール グラフィカタイプ」を使用しています。セラール グラフィカタイプは、オリジナルのデザインデータをメラミン不燃化粧板に加工するもので、金城学院大学の学生がデザインしたデータを元に作成しました。また、ベンチの柱部分に施工される粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」特注品は、基材にあわせて曲げ合わせて貼ることのできるシート状の素材で、オリジナルデザイン非対応の商品ですが、特例としてオリジナルデザインに対応しました。
 セラール グラフィカタイプは、壁材の原材料自体にオリジナルデザインを印刷した後、高温高圧下で一体成形するため、後貼りのシートと異なり、剥がれたり部分的に変色したりする心配がありません。また、火災時に避難する時間を延ばすことができる不燃性能、台車などが当たっても割れにくく傷がつきにくい耐久性、メンテナンス性や耐水性も兼ね備えており、駅の安全性や長期的な美観の維持に貢献します。

 

本プロジェクトに賛同したポイント

  当社は、壁材やカウンター、トイレブースなどの建装建材や接着剤などの化成品を製造するメーカーです。空間創出に携わる企業として、街や各施設を居心地のよい空間にする為に何ができるかを追求して商品を開発しています。
 不特定多数の人が365日利用する駅などの交通施設は、最も厳しい堅牢性と安全性が求められる空間であるため、耐久性や不燃性、メンテナンス性などの機能面に特化した提案が主流でした。そのような中、当社は2012年に女性目線の商品開発プロジェクトを発足させ、駅のトイレに対する不満点などを調査研究して商品開発へつなげる活動を開始しました。機能性に加え、意匠性や使い勝手などに配慮することで、施設の満足度を高める結果を導いてきました。
 item0831_011.jpg本コンセプトにおける"駅を「ただ通過するだけの場所」から「目的地」にする為に、ついつい道草したくなる楽しい「緑のミチクサ散歩道」をつくろう"という学生の提案は、当社の空間に対する考え方と共通点があると考えました。また、そのような空間が名古屋市の主要ターミナル駅である千種駅構内に誕生することは、訪れる観光客を優しく迎え入れ、通勤通学で利用する市民の暮らしやすさを支え、名古屋市の街の魅力を押し上げるものになると考えました。さらに、学生の提案するグリーンウォールは、当社の技術を利用することで、オリジナリティを表現しつつ、安全性や堅牢性が最も必要とされる地下空間で求められる壁材の性能をクリアすることができます。このような背景から、愛知県の企業として地元の街づくりに貢献したいと考え、今回の計画に協賛しました。
 また、2017年12月に実施された同駅のトイレ改修においても、消臭機能を付与したメラミン不燃化粧板「セラール 消臭タイプ」や女性目線で考えたトイレ空間「Lシリーズ」などの当社商品が採用されています。今後も、利用者にとって安全で快適な空間演出に寄与するとともに、快適性とデザイン性を両立した商品開発を推進していきます。

 

 

(参考資料:名古屋市交通局営業統括部資産活用課発信プレスリリース)

千種駅で学生提案の「グリーンウォール」を設置し、「まるまるベンチ」の供用を開始します。
また、駅構内店舗「スターバックス」が開業します。

 交通局ではこれまで、学生連携事業「学生力を活かした市バス・地下鉄魅力創造プロジェクト」において、金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科の学生から提案を受けた「緑のミチクサ(道草+千種)散歩道」をコンセプトとする駅空間の創出に取り組んで参りました。このたび、学生から提案を受けた「グリーンウォール」(壁材)を設置するとともに、「まるまるベンチ」の供用を開始するのでお知らせします。
 これにより、「緑のミチクサ(道草+千種)散歩道」をコンセプトとするリニューアルの一連の整備が完了し、千種駅がますます快適に生まれ変わります。
また、同日より、駅構内店舗「スターバックス」が新たに開業するので、合わせてお知らせします。

1 学生提案による「グリーンウォール」と「まるまるベンチ」の設置
 さまざまな人に気軽に立ち寄っていいただける場所として、本年2月に先行して供用開始した「カプセルベンチ」と合わせ、いろいろな座り方ができる空間を設けることで、滞留空間をつくることを目的としています。
 デザインは、"にぎやかな街にやすらぎの森。ついつい道草したくなる楽しい緑の散歩道"をイメージし、「まるまるベンチ」は「グリーンウォール」をバックに設置されます。

(1)設置・供用開始日 平成30年8月31日(金)
(2)設置場所 地下鉄東山線千種駅 地下1階コンコース通路
(3)提供事業者 ア グリーンウォール アイカ工業(株)
イ まるまるベンチ (株)ジェイアール東海パッセンジャーズ
※ 学生提案コンセプトに賛同のもと、ご提供いただいたものです。
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2 駅構内店舗「スターバックス」の概要

(1)店舗名・業態 スターバックスコーヒー東山線千種駅店・カフェ
(2)営業開始日 平成30年8月31日(金) 午前7時
(3)設置場所・店舗面積 地下鉄東山線千種駅地下1階東改札口内外 148.47㎡
(4)営業時間 (平日)  午前7時から午後10時
(土日祝) 午前8時から午後9時
(5)事業者 株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ
*株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズはスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社とライセンス契約結び、店舗を運営しています。

 

<参考>

「学生力を活かした市バス・地下鉄魅力創造プロジェクト」について
 交通局が市内大学等と連携し、学生の柔軟な発想力と情報力を活用しながら、新たな市バス・地下鉄の魅力を作り出すことにより、利用促進を図るとともにまちの活性化に貢献することを目的としたプロジェクトです。

「緑のミチクサ(道草+千種)散歩道」について
 千種駅が「ただ通過するだけの場所」から「目的地」となるよう「緑のミチクサ散歩道」をデザインコンセプトにリニューアルを実施。にぎやかな街にやすらぎの森。ついつい道草したくなる楽しい緑の散歩道をつくります。

「カプセルベンチ」について
 ゆっくり休憩できる空間をつくることを目的に、柱が多い駅コンコース通路に適した通路柱を取り込む「カプセルベンチ」。平成30年2月28日(水)に供用を開始しました。こちらも金城学院大学の学生による提案です。

 

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問合せ下さい。

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