2015年1月19日
2015年1月20日、アイカ工業名古屋支店に
医療・介護施設向けショールーム「CBMヘルスケアギャラリー」オープン
アイカ工業株式会社(代表取締役社長:小野勇治 本社:愛知県清須市西堀江2288番地 資本金: 98億9,170万円)は、アイカ工業名古屋支店(名古屋市千種区)4Fに、医療・介護施設向けショールーム「CBM※1ヘルスケアギャラリーIWAOモデル」を設置、2015年1月20日(火、本日)、営業を開始しました。これは、当社では初めての、"医療・介護施設向け専門"のショールームとなります。
【「CBMヘルスケアギャラリーIWAOモデル」設置の経緯】
当社は、医療・介護現場での問題点、患者様からのご意見など、実際に介護する方・される方からの生の声を伺うことで、現場のニーズをくみとり、既存商品の改善・改良および、新商品開発にフィードバックするなど、『医療・介護現場の声と最新の研究開発によるモノづくり』をおこなっています。
一方、当社は、名古屋・東京・大阪・福岡の4拠点に、ショールーム「スペースφ(ファイ)」を設置しており、機能性・意匠性などに優れた当社商品を幅広く展示し、設計士・デザイナーをはじめとするお客さまに好評いただいています。
そのうち、医療・介護施設向け商品についても展示がありますが、敷地面積の都合上、そのスペースはショールームの一画にとどまっていました。
このたび新設しました、医療・介護施設向けショールーム「CBMヘルスケアギャラリーIWAOモデル」は、"医療・介護施設向け"に特化。サービス付高齢者向け住宅等の実際の間取りである「18㎡」「25㎡」の居室に、『医療・介護現場の声と最新の研究開発によるモノづくり』によって生まれた新商品を中心に展示しました。また、高齢者擬似体感スーツ・車いすなどを用意することで、新商品の機能のほか、その居室空間を体感することができるショールームです。
【医療・介護施設向けショールーム「CBMヘルスケアギャラリーIWAOモデル」の特徴】
1. レイアウト
展示レイアウトはサービス付高齢者向け住宅等の実際の間取りである「18㎡」「25㎡」の居室のほか、「エントランス」「廊下」。ここに『医療・介護現場の声と最新の研究開発によるモノづくり』によって生まれた商品を中心に展示しています。
<『医療・介護現場の声と最新の研究開発によるモノづくり』によって生まれた商品>
左(腰壁) :セラールRエッジ(不燃メラミン化粧板「セラール」の端部を丸くする新技術により、隣り合う化粧板同士の継ぎ目の角をなくした新商品です)
右(玄関収納):アイカヘルスケア玄関収納(ハードユースに耐え、だれもが使いやすいユニバーサルデザイン設計の施設向け玄関収納です)
2.体感型
高齢者擬似体感スーツ、老人メガネ(白内障等)、車いすを用意。入居者の視線で、商品の機能のほか、実際の施設や居室空間を体感することができます。
3.設計・監修
設計は、医院建築、歯科医院建築、福祉施設、介護施設、クリニックの設計デザイン、コンサルティングを手がける"株式会社アートジャパンナガヤ設計"。同社は設計業務のほか、実際にサービス付高齢者向け住宅等の施設を運営しています。
また監修は、医療ベッド群の削減および施設・在宅医療への転換が推進されている状況下、医療ベッド群削減が医療難民・介護難民を大量に生み出す可能性などの問題点を、医学・経済学・社会学など、さまざまな角度から研究。「CBMヘルスケアイノベーションIWAOモデルⓇ」※2を提唱する、老年学の分野で第一人者"岩尾聡士名古屋大学大学院特任教授 兼 藤田保健衛生大学医学部教授"。
4.聖霊陽明ドクターズタワー
聖霊陽明ドクターズタワー(名古屋市昭和区)とは、看護専門学校として使われていた古い建物をリノベーションし、外装・内装・建具など、当社の持てる技術を結集して、街全体で高齢者を看守る仕組みづくりのハブ拠点として、医療・介護施設に再生したサービス付高齢者向け住宅です。「CBMヘルスケアギャラリーIWAOモデル」の近隣に所在し、合わせて見学が可能です。
5.エンジニアミーティング
ご見学・ご商談のほか、商品の改良など、エンジニアミーティングも行えるショールームとして活用いただけます。
【営業開始日】
2015年1月20日(火、本日)
【ご見学お申込方法】
"事前予約制"とさせていただきます。ご見学を希望される場合は、次の電話番号またはFAXにてお申込みください。
■アイカ工業名古屋支店 設計推進部
電話番号:052-757-1056 FAX番号:052-757-1062
【ショールーム概要】
施設名称:「CBMヘルスケアギャラリーIWAOモデル」
住所:〒464-0821 愛知県名古屋市千種区末盛通2丁目1番地1
アイカ工業名古屋支店4F
電話番号:052-757-1056 FAX番号:052-757-1062
開館時間:9:00~17:00(月~金曜日)
休館日:土・日・祝・夏休み・年末年始
【ご案内図】
■公共交通機関をご利用の方
名古屋駅より、地下鉄・東山線「栄・名古屋駅より、地下鉄・東山線「栄・東山公園・藤が丘」方面行きへ乗車し「覚王山」で下車(乗車時間およそ14分)、2番出口より徒歩1分(2番出口を出て左へおよそ60m)
■ お車をご利用の方
東名・名古屋インター下車(左)
名古屋・長久手線を名古屋方面へ6km程度道なりに進む
「末盛通り2」交差点(愛知学院歯学部「右前方」)を右折(北進)し、すぐ左折150mほどで左手にアイカ名古屋支店の駐車場入り口(裏口)
※1 CBM(Community Based Medicine、コミュニティー ベースド メディスン)
コールセンターを中心に在宅診療所・訪問看護・訪問介護と在宅型施設を結んだコミュニティーを形成する地域医療のかたち
※2 CBMヘルスケアイノベーションIWAOモデルⓇ
岩尾特任教授が提唱する「CBMヘルスケアイノベーションIWAOモデルⓇ」とは、従来の病院で医療を提供する仕組みから、コールセンターを中心に在宅診療所・訪問看護・訪問介護と在宅型施設を結んだコミュニティーを形成する地域医療のかたちを指し、現在、国の施策として打ち出されている地域包括ケアシステムなども包含した考え方です。
地域包含ケア・在宅医療を整備していくにあたり、大きな課題の一つは、これまでの医療とは異なるシステムの構築が必要であるということです。例えば、これまでは、病院の中ですべての人や情報が集約されていたため治療のための連携がとりやすい反面、一旦病院の外に出てしまうとこれらの連携は全くなくなってしまいます。多職種連携・病診連携・医師同士の連携・患者の情報共有、夜間対応の輪番制など、臨床技術とはまったく別のシステムの構築が必要となります。
そこで、臨床に関する事項は岩尾特任教授が兼任する藤田保健衛生大学医学部地域老年科が担い、臨床以外の部分を、2009年から当社が名古屋大学大学院に開設している「CBMヘルスケアイノベーション寄附講座(アイカ工業)」が担うことで、現代日本の医療・福祉制度が抱える問題点の解決に向けて、研究を行っています。
<全体概要図>
【リリースに関するお問合せ先】 http://www.aica.co.jp |
アイカ工業株式会社 本社 広報・IRグループ | アイカ工業株式会社(東京駐在)広報・IRグループ |
愛知県清須市西堀江2288番地 | 東京都練馬区豊玉北6-5-15アイカ東京ビル2階 |
tel(052)409-8088 fax(052)409-8057 | tel(03)5912-2865 fax(03)5912-2806 |
※このリリースは中部経済産業記者会、国土交通記者会、国土交通省建設専門紙記者会にて配布しております。
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