2004年版「社会環境報告書」を発行

2004年8月3日

品質、環境、労働安全衛生マネジメントシステムを全拠点で取得、三位一体で運用へ当社は、2004年版「社会環境報告書」を作成した。
今回は「環境報告書」から、社会性に関する情報も含めた「社会環境報告書」に改称し、内容も充実させた。
この報告書は1999年から毎年発行、今回で6度目となる。A4版、全38ページ。



(1)品質、環境、労働安全衛生マネジメントシステムを全拠点で取得(p7,8)
  当社は、品質マネジメントシステム(ISO9001)、環境マネジメントシステム(ISO14001)、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS18001)を生産部門のみならず、営業部門も含む全拠点で取得した。また、国内の関係会社も一部を除いて、この3つのマネジメントシステムを取得した。
その結果、3つのマネジメントシステムを三位一体で運用することが可能になり、アイカグループの環境経営の基盤強化が図られることとなった。

(2)ニ酸化炭素排出量の削減(p13、14)
  生産部門における二酸化炭素排出量(電気、重油、ガスのエネルギー使用や廃棄物のサーマルリサイクル等による)は28,540t-CO2であり、2002年度に比較し、450t-CO2(1.5%)を減らした。廃棄物発生量の削減(工程不良の削減等)による熱回収を伴う焼却量の削減が寄与した。
  物流部門においても、モーダルシフトに積極的に取り組んだ結果2,180t-CO2の削減を達成した。(2002年度削減実績は1,558t-CO2)

(3)環境配慮型商品の開発(p21?24)
  当社は「環境への配慮」と「健康への配慮」をキーワードに環境配慮型商品を開発・提供している。2003年度は改正建築基準法に対応した接着剤、建装材の売り上げが伸びた結果、環境配慮型商品の売り上げ占有率は55%(2002年度は38%)と向上した。

(4)産業廃棄物の削減(p16、17)
  2001年度に、本社・新川工場、甚目寺工場、福島工場、アイカハリマ工業(株)が、2002年度に広島工場、アイカインテリア工業(株)、アイカ電子(株)がゼロエミッションを達成したのに続き、2003年度は関係会社の大日本色材工業(株)がゼロエミッションを達成した。これで関係会社1社を除き国内のアイカグループ全生産拠点でゼロエミッションを達成した。
  廃棄物発生量では、メラミン化粧板廃棄物のプラスチック充填材への再利用、接着剤廃水処理汚泥の屋根土への再利用等を推進した結果5,846tであり、前年度比1,453t減となった。

(5)コンプライアンスの推進、従業員との関わり(p28?30)
  法律を遵守し、社会的良識に従った企業活動を推進するため、企業倫理委員会を設置するとともに、「アイカ社員の行動指針」を策定し、携帯用コンパクトサイズにして全社員に配布した。
  人事制度に関しては2003年度から全社員に役割遂行評価制度(業績評価制度)を導入、会社目標達成のための組織目標と個人目標の統合を図っている。

(6)お客様との関わり(P31)
  当社ではお客様満足度調査(CSアンケート)を毎年実施している。この調査結果を分析、評価し、日常の営業活動に反映させることにより、より一層のお客様満足度の向上をめざしている。

(7)社会貢献活動(p32)
  当社は1983年から著名な建築家を講師に迎え、各地で「アイカ現代建築セミナー」を開催している。2003年度は大阪、東京、広島で開催し、延べ1,707名の方が聴講された。

(8)今後の取り組みについて
  3つのマネジメントシステムを三位一体で運用し、環境経営を強力に推進することにより、廃棄物発生量削減や省エネルギー等による二酸化炭素排出量の削減、環境配慮型商品の開発・販売の拡大、原材料のグリーン購入推進等のレベルの高い目標に挑戦する。

※資料請求方法
  資料請求は下記ホームページ・お電話・FAXにて受け付けています。


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