アイカ工業株式会社（代表取締役社長：渡辺修 本社：愛知県清須市西堀江２２８８番地 資本金：９８億円）は、２００７年版「社会環境報告書」を作成した。この報告書は１９９９年から毎年発行、今回で９度目となる。Ａ４版、全４１ページ
■（１）温室効果ガス排出量の削減（ｐ２４～２６）
アイカグループにおける温室効果ガス排出量は３３，４６３ｔ-ＣＯ２であり、２００５年度と比較し９４６ｔ-ＣＯ２（２．８％）を減らした。本社・甚目寺工場へＥＳＣＯ事業を導入し実績化したことが寄与した。また、関係会社のアイカインテリア工業（株）、アイカハリマ工業（株）においても省エネ活動を推進した結果、生産増にもかかわらず２００６年度は温室効果ガス排出量を削減した。 一方、物流部門においても、モーダルシフト（トラック輸送からＪＲコンテナや船舶輸送に替えること）に積極的に取り組んだ結果３，１６１ｔ-ＣＯ２の削減効果を得た。（２００５年度削減実績は２，６７８ｔ-ＣＯ２）
■（２）品質、環境、労働安全衛生マネジメントシステムを国内全拠点で 認証取得（ｐ９～１０）
国内では２００４年度に関係会社や営業を含む全拠点で品質、環境、労働安全衛生マネジメントシステムを認証取得し、現在では三位一体の活動を展開している。一方、海外生産拠点では２００５年度までにインドネシアの２社、中国の２社が環境マネジメントシステムを取得した。その結果、全ての海外生産拠点（４社）で環境マネジメントシステムを認証取得し、海外においても環境経営の基盤が整った。
■（３）環境配慮型商品の開発・販売（ｐ３２～３４）
「環境への配慮」と「健康への配慮」をキーワードに環境配慮型商品を開発・提供している。２００６年度は化成品、メラミン化粧板、電子製品が目標をクリヤーした結果、環境配慮型商品の売り上げ占有率は８４．２％（２００５年度は８０．５％）と向上した。
２００６年度は環境配慮型商品として、太陽電池パネル用接着剤「アイカメルトＨＸ－６０」、自然素材を用いた内装用塗壁材「爽土」、光触媒による洗浄機能を有するトップコート「クリーンマジック」、高齢者共同住宅向け建材シリーズ「アイカＵＤコンフォート」等を新たに開発・販売した。
■（４）ＶＯＣ排出量の削減（ｐ２７、３８）
２００７年１月に竣工した関係会社のアイカハリマ工業（株）加西工場では、含浸紙製造用乾燥機に蓄熱燃焼式排ガス燃焼装置を２基設置し、ＶＯＣ（揮発性有機化合物）の排出抑制に取り組んでいる。この装置では排ガス中のＶＯＣを自燃させ、その熱風を再度乾燥機に戻すことで省エネルギーにも寄与している。
■（５）社会貢献（ｐ１８、１９）
１９８３年から国内外の著名な建築家を講師に招き「アイカ現代建築セミナー」を開催している。第５５回目は２００６年６月に、フランスの建築家ジャン・ヌーヴェル氏を講師に迎え東京、大阪で開催し、延べ２，４４９名が聴講した。
■（６）今後の取り組みについて
アイカグループとして、３つのマネジメントシステム（ＩＳＯ－９００１品質、ＩＳＯ－１４００１環境、ＯＨＳＡＳ－１８００１労働安全衛生）を三位一体で運用し、省エネルギー、モーダルシフト等による温室効果ガス排出量の削減、産業廃棄物排出量の削減、環境配慮型商品の開発・販売等について、より高い目標に挑戦し環境経営の一層の充実をめざす。
■資料請求方法
資料請求はホームページ・お電話・ＦＡＸにて受け付けています。
【社会環境報告書請求先】
アイカ工業株式会社 環境安全部
愛知県海部郡甚目寺町大字上萱津深見２４番地
ｔｅｌ(０５２)４４３-５９４１ ｆａｘ(０５２)４４３-５９１４
http://www.aica.co.jp/company/environ/report/
【問合せ先】
アイカ工業株式会社 本社 広報・IR部
愛知県清須市西堀江2288番地
tel(052)409-8088 fax(052)409-8057
アイカ工業株式会社（東京駐在）広報・ＩＲ室
東京都練馬区豊玉北６-５-１５アイカ東京ビル２階
ＴＥＬ (03)5912-2863 ＦＡＸ (03)5912-2806
http://www.aica.co.jp/
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