No.111M08
アイカ工業株式会社(代表取締役社長:小野勇治 本社:愛知県清須市西堀江2288番地 資本金:98億9,170万円)は、適切に管理された森林から伐採される木材のみを木材原料とした製品の供給体制を整え、メラミン化粧板の一部で森林認証のCoC認証を取得した。
■ 背景
環境への関心が高まり、企業の社会的責任(CSR)が厳しく問われる中で、環境保護の一手段として、森林環境を適切に保全し、地域社会の利益にかない、経済的にも持続可能な形で生産された木材に対して与えられる「森林認証」が広がり、環境に配慮した印刷物や木材製品などにおいて森林認証品が普及しつつある。
弊社の主力商品であるメラミン化粧板も、印刷紙やクラフト紙など木材パルプを原料とした材料を使用して生産しており、森林認証された原材料の供給を選別・確保し、弊社での管理を整えた結果、10月4日に森林認証のCoC認証をアイカ工業の本社工場で取得した。代表的な認証制度「FSC」と「PEFC」両方の認定を取得した。メラミン化粧板業界では日本で初めてとなる。
また、グループ会社でポリエステル化粧合板の生産拠点であるテクノウッドインドネシア(TWI)においても、9月27日にポリエステル化粧合板の製造・販売に関するFSCのCoC認証を取得した。アイカ工業においては、今回のメラミン化粧板のCoC認証と同時にポリエステル化粧合板の販売に関するCoC認証も取得した為、森林認証を取得したメラミン化粧板とポリエステル化粧合板を共に販売できる体制が整った。
2010年4月に策定した新中期経営計画の基本方針にも改めて「健康と地球環境に配慮した商品(=環境配慮型商品)提供の強化」を掲げており、事業理念である「快適、やすらぎ、環境、健康、安全など人と地球にやさしい商品の提供」を更に強化させ、環境経営を推し進める。
■ 森林認証制度とは
第三者機関が適切な森林管理を認証し、その認証された森林を用いて生産された木材・木材製品にマークをつけることで、消費者に環境に配慮した木材を選定する機会を提供する制度。
この制度は、乱伐による森林の世界的な減少及び手入れ不足による劣化並びにグリーンコンシューマリズムの高まりを背景に生まれたもので、森林を永続的に利用する為、木の成長にあった伐採をし、生態系に影響を与えないよう配慮する持続可能な森林管理の普及を目的とする。
国際的な認証制度としては、FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)と、PEFC森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification schemes)、の2つが代表的である。
■ CoC認証とは
木材製品などの加工・流通過程において、認証された森林からの木材が、そうでない木材と混ざらないように適切に管理されているかどうかを審査し、認証する制度。Chain of Custody(管理の連鎖)の略で、当該製品の加工・製造、輸送及び販売を行う全ての組織(企業)が取得する必要がある。
■ 認定登録番号
<アイカ工業の森林認証>
・FSCのCoC認証番号 SGS-COC-008100 SGS-CW-008100
・PEFCのCoC認証番号 SGS-PEFC/COC-1186
・認証発行日:2010年10月4日
<テクノウッドインドネシア(TWⅠ)の森林認証>
・FSCのCoC認証番号 TT-COC-003539
・認証発行日:2010年9月27日
■ 森林認証対応メラミン化粧板製品概要
・常備在庫色:下記4色
・厚み:1.2mm
・サイズ
3×6サイズ:(W935×L1850mm)±10mm
4×8サイズ:(W1230×L2450mm)±10mm の2種類
・設計価格(従来品と同価格)
3×6サイズ:¥7,560(¥7,938)/枚 <6枚梱包>
4×8サイズ:¥13,440(¥14,112)/枚 <4枚梱包>
※()内は税込設計価格
・受注対応範囲
上記4色以外の色柄や、上記2種類以外のサイズは、受注生産対応につき要問合せ。
■ 森林認証対応メラミン化粧板発売開始時期
2010年11月1日
尚、ポリエステル化粧合板については2011年1月以降の対応となる。対応柄・サイズ・価格等は未定。
■ 初年度販売目標
1億円
以上
発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめ
ご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、事業所一覧をご覧下さい。
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