優秀賞
外の部屋のある処
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道路側ファサード。格子戸を開けると土間空間が広がる。
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室内から外の部屋を見る。ガラス戸を全開すると室内空間が連続する。
使用製品 外装(壁): ジョリパットアルファ ゆず肌(JP-100T1000) -
外の部屋夜景。外壁のジョリパットアルファが内部壁まで連続する。
暮らす人が楽しみながら過ごせる空間
- 田園風景が広がる土地開発された郊外住宅である。
- この家の建ち方は整形の敷地に対して約23°角度を振って配置されている。
- 隣地との離隔を場所によって変化させる事によって、
- 敷地に出来た三角形のスキマを等価に扱い、建物にリズムを産む効果を期待している。
- またこの田園風景が将来にわたり担保されている訳ではない事を想定し、
- 外壁に囲まれた外部の空間を建築内に取り込んでいる。
- この場所は季節によって室内化し内部のリビングが拡張したり、
- 庭の様な、テラスの様な曖昧な空間となりながら、生活者が暮らしながら想像しながら楽しめる余白の空間となっている。
- 時にはこの外の部屋で食事をしたり、来客時のコミュニケーションの場所となったり、と。
- 室内はおおらかなワンルーム空間が広がり、
- キッチンのレベルを下げる事によって床座との目線のズレを最小限とする配慮もしている。
- 2階は外部の吹抜けと内部の吹抜けを設ける事により上下での家族内の気配を感じてもらえるつくりとした。