AICA 2016年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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入選

大磯プリンスホテル THERMAL SPA S.WAVE

設計/株式会社 東急設計コンサルタント 有限会社 ジェネラルデザイン 一級建築士事務所
撮影/有限会社 フォワード(阿野 太一)、コイズミ照明株式会社、トランジットジェネラルオフィス(松尾 悟史)
  • 建築は風景に溶け込むようにシンプルな外装を選定。凹凸の多いラフな仕上げとし、手触り感のあるクラシックな仕上げとした

  • 陰翳が出るとより天然素材と美しく調和が生まれる

    使用製品
    外装・内装(壁): ジョリパットネオ∞ エンシェントブリック (JQ-620T1000)

心地よい開放感が味わえる絶景ホテル

  • 横浜より40kmほど、相模湾沿いの大磯丘陵の上に一軒の絶景ホテルがある。
  • 今回、創業以来64年ぶりとなる大規模リニューアルが
  • 実施され個性的なサウナと絶景のプールを新設し滞在型施設として生まれ変わった。
  • 開放的なスパ棟は水平線に素直に開きながら、
  • エントランスから15度北へ配棟を振る事で既存の施設との連続性に変化と一拍の間を持たせた。
  • 4階テラスや眺望サウナからは視野角を超えるパノラマのオーシャンビューと夕焼けに染まる富士山が楽しめる。
  • 風景に溶け込むようになるべく余計な装飾は排除し、
  • 縦横にダイナミックに切り替わる空間の変化で場所ごとに異なる景色や光と向き合えることを目指した。
  • 一方で素材は左官壁や人研ぎ床、木製建具、真鍮などなるべく手触り感と経年変化を楽しめるものに拘っている。
  • 伝統と革新が交わり生まれた揺らぎによって、
  • 日々の暮らしで視野偏狭になりがちな心と体を解きほぐすような、心地よい解放感の創出を期待している。