入選
瑞穂のリノベーション
-
インナーバルコニー(寝室より見る)の壁に採用
-
エントランス(身仕度スペース)
使用製品 内装(壁): ジョリパットアルファ 水墨(淡色)(JP-100T1000)
家族みんながくつろぎやすい居場所が繋がる住まい
- 築40年分譲マンションの1階部分住戸のリノベーション。2住戸分が連なり1住戸となった。
- (2つの玄関に、7LDKという個室がたくさん連なり、広大な専用庭があるという空間構成)
- ここに、ご夫婦+お子様2人の為の居住空間を考える。
- 「とにかく広々と生活したい」というご家族の要望とは裏腹に、
- リノベーションには不向きとされる壁式構造であったため、
- 面積は122㎡と広いものの、撤去できない分厚いコンクリート壁と低くまで垂れ下がる梁に囲まれた個室が連なっていた。
- そこで、大空間を作ることはできなくても、いくつもの性質の異なる空間を、
- パーソナルなボリュームで連ねることで居場所がいくつも生まれ、
- 広々と過ごすことができると考えた。
- 既存のLDKと洋室1つを使い、キッチン・ダイニング・リビングそれぞれのスペースを使いやすいボリュームで確保することにした。
- リビングもダイニングも広い上、クランクした平面形状である為、
- 空間が間延びする。そこでエントランスをLDKへ張り出させることで、
- 暗かったエントランスは明るくなり、ダイニングとリビングは使いやすいボリュームへとコンパクト化した。
- そして、それぞれの居場所が少しづつずれながら繋がる一体的な空間となった。
- また、リビングの端にアルコーブのように囲まれた造り付けソファを作ったり、
- リビング横に屋外的に使用できるインナーバルコニーを計画し壁一面の本棚とハンモックを作ることで、
- 家族がくつろげる居場所が連なる住まいがつくり上げられた。