AICA 2016年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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最優秀賞

中道のある家

設計/
ニコ設計室株式会社 西久保 毅人
  • 外観:2階までのアプローチや内部空間を含めて立体的な路地空間を構成している


    使用部材
    外装(壁): ジョリパットアルファ 校倉(JP-100T6702)

気軽に立ち寄れる中道の家

  • この地で10年以上美容室を続けてきた建主が、
  • 自宅と美容室を併設すると同時に、せっかくならエステや貸店舗も併設して、
  • 自分たちだけの場所ではなく、街の人たちが気軽に立寄れる場所にしたい、
  • というのが、このプロジェクトの概要だ。「時折、ご家族とこの街を散歩したのだが、
  • ふざけながらも出会う人それぞれに誠実で、職を超えて家族ぐるみでこの街に根付くのだ、
  • という決意みたいなものを、その姿からひしひしと感じた。
  • 職住一致で街に根を張る、というのは、こういう事なんだなぁ、、、。」と設計者は語る。
  • この建築は、周囲に残る里道のような路地を、敷地の中に引き込む事を中心に展開している。
  • 1階中央に「中道」という名の小道をつくり、
  • 2階までのアプローチや内部空間を含めて立体的な路地空間のように体験が街に染み込むように、
  • さらには佇まいも周囲の屋根並みと呼応するような小さな屋根の集合体としている。
  • 見るからに店舗と住宅が分節してしまう佇まいを避けているのと同時に、
  • 店舗と住居が、時間の経過の中、
  • 空間単位で侵食し合えるような許容のある「すがたかたち」を目指した。