AICA 2016年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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優秀賞

名古屋のコートハウス

設計/
保坂猛建築都市設計事務所 保坂 猛
  • 子供室から屋内土間と廊下、屋外(軒下土間、中庭の畑)、その向こうのガラス越しにリビングダイニングを見る

  • 子供達は裸足のまま屋内外の土間や中庭(畑、あぜ道、土間、軒下、屋内土間など)で自由に遊んだり野菜を収穫したりする

  • 屋根の上から見た建物全景と近隣風景
    家族は屋外のあぜ道や土間も生活の動線として使う

  • 玄関前にベンチを置き、土間を町に開くことで、近所との交流が生まれる

  • 使用部材
    内装: ジョリパット爽土撫切り仕上げ(JF-81/淡路土)
    外装: ジョリパットアルファリシン(JP-100T3030)

シンプルでありながら多様な住空間が混在するコートハウス

  • 名古屋駅近くに建つ、夫婦と子供3人が住む平屋のコートハウス(中庭型の住宅)である。
  • 建主は庭で畑をやり、取れた野菜でバーベキューや庭で星空のキャンプもしたい。
  • 沢山の洗濯物を干し、風呂上がりのビールも楽しみ、カブトムシやカメも飼う。
  • それは屋内と屋外と中間領域的なものが多種多様に混在するイメージであった。
  • 検討の結果、たくさんのコーナーが様々なスペースを生成する平屋のコートハウスとした。
  • 外周壁、中庭に面するガラス面、土間のライン、
  • 軒のラインが重なっている所と重なっていない所がある事で、
  • 様々な種類の中間領域が生成されるようにした。
  • 大きな木を植えた芝生の庭、畑の庭は各々が面する土間や屋内と連携している。
  • 屋内と屋外の中間領域に、様々な種類のコーナー的スペースが生成され、
  • シンプルな形式でありながら、多様な住空間をつくるに至った。
  • 玄関前の町に開かれた大きな土間スペースは近所付合いを復活させ、
  • 新しい都市のコミュニケーションを生み出している。
  • 内装にはアイカジョリパット爽土を使用し、
  • 中庭の土と調和した独特な屋内外風景のコートハウスとなった。