AICA 2016年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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優秀賞

Slide House

設計/
株式会社 y+M design office 三宅正浩
  • 前面道路より見る:裏山の木々を痛めないように配慮した

    使用部材
    外装・内装(壁): ジョリパットインフィニティ∞ジュラク(JQ-500特注色)
  • リビングからテラスを望む:視線が海や空に抜ける

プライバシーと自然との共生を両立した家

  • 敷地は六甲山の麓に位置し、瀬戸内海に向かう傾斜地であり、北側には裏山を
  • 有し、その裏山のさらに北側は国有林が広がる。その自然を残すために、
  • 地階のフットプリントを小さくし、1階、2階と段階的に床面積を大きくすることで、
  • 裏山の木々の根を痛めることなく自然と共存することができる。
  • プライバシー確保と自然の堪能を両立するため、
  • 4つのレイヤーに分節したトンネル状の筒をスライドさせながら、
  • 海と山が直接的に繋がれた生活を生み出す空間を計画すると同時に、
  • トンネル状の筒を「ブリーズ・ソレイユ」として機能させた。
  • 高度の高い夏の太陽光や西日を遮りつつ、ライトシェルによって反射された間接光を取り入れ、
  • 室内に明るさを届ける。高度の低い冬の太陽光は、
  • 「ブリーズ・ソレイユ」のずれから各部屋に直接射し込み、床のコンクリートスラブに蓄熱される。
  • 同時に、プライバシーを気にせず開口をあけることができるので、
  • 南北方向に風が抜け、各部屋へ新鮮な空気を届けることができる。視線が海や山に導かれることで、
  • 四季折々の山並みを楽しみ、自然を身近に感じる生活を送ることができる。