AICA 2016年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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優秀賞

336 ébisu

設計/
KSA 住谷素子
  • 昼のホール:アーチ部分はジョリパットイタリアートⅡを使用し空間を柔らかく分節している

    使用部材
    内装(昼のホール壁・客席壁): ジョリパットイタリアートⅡベネチアモノトーン(JM-65C31 / JP-65C31N)
    内装(夜のホール壁): ジョリパット不燃しっくい調(JQ-200T3004)
  • 夜のホール:白いアーチ壁の奥の洞穴空間はジョリパット不燃 しっくい調を使用し落ち着いた空間を作り出している

  • 昼の客席:白いジョリパットイタリアートⅡで仕上げられたアーチ下の洞穴空間

連続するアーチ壁と洞穴空間が心地よい距離感を生み出す

  • 恵比寿の住宅地にある17席の小さなフレンチビストロ。
  • 地下1階地上5階の集合住宅の1階に位置し、太い柱と梁で構成された48㎡の細長い空間である。
  • この不整形な三角形の空間の中で人々が落ち着いて食事ができる空間が求められた。
  • オーナーがソムリエであることから、
  • ワインの貯蔵庫であるワインケーブから発想を得て、アーチと洞穴をデザインの基点とした。
  • 太い柱と梁にアーチを架けることで、
  • 窓際に食事を愉しむためのニッチ状の落ち着いた洞穴空間を生み出した。
  • この洞穴空間の壁・天井の角をとることで
  • ワインケーブのような彫り込まれた雰囲気を作り出している。
  • 内装仕上は白いスタッコのアーチ壁と淡いグレージュの
  • 彫り込まれた洞穴というシンプルで明快な要素で全体を統一した。
  • また、昼は洞穴空間が窓からの光で明るくなり、
  • 夜は間接照明とペンダントライトによって落ち着いた空間に切り替わることで、昼夜異なる環境となる。
  • このように連続するアーチ壁と独立した洞穴空間がワンルームと個室のあいだの心地よい距離感を作り出し、
  • 狭いながらも落ち着いて食事と会話ができる場所を提供している。
  • アーチ部分はジョリパットイタリアートⅡを使用し空間を柔らかく分節している。