AICA 2018年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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優秀賞

福岡空港JAL国内線ラウンジ

設計/
株式会社 乃村工藝社 A.N.D. 撮影/ナカサアンドパートナーズ(河野 政人)
  • 温もりあるレセプションエリア。カウンター背⾯壁は下地にラインの凹凸を設け、ジョリパット吹き付けで仕上げた

    使用部材
    内装(壁): セラール(FTN2041ZQD、FTN2225ZQD)
    オルティノ(VW-2041A)
    ジョリパット不燃ゆず肌(JQ-200 特注色)
  • オルティノの⽊目で壁から天井までの繋がりを表現したラウンジアプローチ

コンセプトは⽇本のたたずまい。和を現代的にアレンジしたラウンジ

福岡空港JAL国内線ラウンジ。「⽇本のたたずまい」をコンセプトに、さまざまな和の要素を現代的にアレンジしデザインしている。「JALらしさ」を空間全体で表現するためコーポレートカラーの「⾚」を感じられるように⾚味のある⾊調の⽊を空間に取り⼊れ、上質で洗練されたデザインを目指した。今までは空港ラウンジという特性上キャリーバックなどの⼤型⼿荷物による壁⾯への傷が絶えなかった。そこで耐久性と⽊調の再現性の⾼いセラールを採⽤することで機能とデザインの両⽅を兼ねることが可能となった。レセプションカウンターの背面壁には、お客様が旅⽴つことへの⾼揚感を感じられるように、象徴的なデザインを施している。雲や風の流れをイメージし、「⽊格⼦壁」と「ジョリパットによる⽴体左官壁」という異なる⼆つの⼿法をレイヤーすることでデザインした。席構成はその⽇の利⽤シーンや気分に合わせて選択できるよう、「クイックに利⽤できるハイテーブル席」や、「⾼いプライバシーを備えたラウンジ席」など、⾊々なタイプの席を設けている。このデザインはブランドとしての⼀貫性と各地域個性の両⽅を魅⼒的に表現することを目指して今後も⽇本各地に展開していく。