AICA 2018年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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入選

いなみころ 三木別所店

設計/
マツヤアートワークス/KTXアーキラボ 撮影/スターリン・エルメンドルフ
  • テーブル天板及び家具にメラミン化粧板を採用

  • 軒天及び外壁全⾯にジョリパットを採用

    使用部材
    外装(壁): ジョリパットアルファ ゆず肌(JP-100T1000)
    内装(テーブル天板・家具): メラミン化粧板(TJY2080K)
    アイカラビアンポリ(LP-2080)

地域のランドマークとしても機能する新スタイルのうどん店

当該店舗の運営企業様からのヒアリングで最も印象に残っているのは、「従来のうどんとは⼀線を画す、全く新しいうどんを提供したい」ということだった。うどんという伝統的な⾷材を新しいスタイルで提供する挑戦に対し、それを内包する建築も、その精神を表現するものであるべきだと考えた。構造は⽇本伝統の⽊造軸組⼯法を採⽤。現在でも「在来⼯法」と呼ばれる、⽇本で最も多くの住宅建築に⽤いられる⼀般的な⼯法だ。この⽇本⼈が最も慣れ親しんでいる⼯法を⽤いながら、⼈々の目に全く新しく映る⽊造建築の姿を模索した。この建物は三⽊市が所有する建物であり、つまりは三⽊市⺠の財産でもある。公共建築である以上、地域の⼈々に認知され、愛される建物であることも重要であると考えた。そこでランドマーク性を⾼めるため、建物形状を表現する輪郭線を単純化し、建物のアイコン化を図った。この建築がこの地の風景に新たな表情を与え、地域にアイデンティティをもたらすことを願う。