AICA 2019年施工例コンテスト AICA Project Reference Contest

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特別賞

TUNE

設計/
タカラスペースデザイン株式会社 堀川 塁 撮影/宮本 啓介
  • 壁、梁型にジョリパットを使⽤

  • 使用部材
    内装(壁、梁型): ジョリパットアルファ
    ⼩粒ロックS(JP-100T4029)

規律を持ち連続した台形型アーチ
土の洞窟のような不思議空間

⽴川駅近くのテナントビル2階にある美容室である。オーナーは、カウンセリングを重視し、お客様1⼈1⼈に対して、時間をかけて親⾝に接客を⾏いたい希望があった。
1席1席の距離を取ることと、各席の間に等ピッチで、擬似柱を設けることにより、感覚的なプライベート感を演出した。また、連続したアーチが各セット⾯のブース感を強めている。連続した台形型アーチは規律を持った図形になっており、合理的な構造を持った⼟の空間にも⾒えつつ、逆に、⼟塊を掘ってできたような洞窟のようにも⾒えるような、不思議な空間である。
洞窟の中で感じる、非⽇常感とリラックスできるような空間を目指した。壁、梁をジョリパットという素材に限定し、⾃然素材に⾒える仕上げにすることで、その空間の作り⽅⾃体が曖昧となった⾃然と⼈⼯物の間のような空間が⽣まれた。