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ビジネスの流れ
実は身近なところで活躍しているアイカ製品は、どのような流れでそこにたどり着くのか。ビジネスの流れ(商流)をご紹介します。
メラミン化粧板や施工用接着剤、塗り壁材など、建築・インテリアの材料となる製品
建物の完成に至るまでには多くの工程があり、専門の事業者が分担し、仕上げられていきます。そのため、建築業界の商流は、他の業界より長くなっています。
(1) 建物の仕様が決められる
建物を建てることを決めるクライアント。土地開発を行うデベロッパー。クライアントの要望を踏まえながら設計図をかく設計士。これらの方々が、その施設にどのような人が訪れ、どのように使われるのか、建築基準法などの法律も考慮しながら、建物の仕様を決定します。
設計図は、その後の工事のベースとなる重要な資料のため、図面にアイカ製品が入るよう、営業活動の一環として「設計指定活動」を行っています。
(2) 建物が建てられる
個人経営の店舗や戸建住宅など比較的コンパクトな建物の場合はビルダー・工務店が、公共施設やビルなどの大規模な建物の場合はゼネコンの指揮の下、工程や場所ごとに専門業者が、設計図を元に建物を建設していきます。家具・インテリアの場合は、木材加工業者が製作します。
アイカ製品はあくまで素材であり、建築現場で形になっていきます。そのため、デザイン性や機能に加え、作業のしやすさ、取り扱いやすさといった“施工性”も考慮した製品開発を行っています。職人不足の深刻化が進む中、施工の手間・日数を減らせる“省施工”のニーズも高まっています。
(3) 製品が現場に届けられる
建物やインテリアが形になっていく過程でアイカ製品が必要になると、流通業者を介してアイカ工業に注文が入ります。
建築・インテリア関係のアイカ製品の多くが使われる内装工事は、建築フローの終盤のため、タイトスケジュールになりがちです。そのような中で「この柄のメラミン化粧板を急ぎで1枚!」といった細かな注文が入った際にも対応可能な販売網を構築しています。約300社が加入する販売代理店網「アイカ会」とは、製品知識や販売戦略などを共有し、アイカ製品のさらなる普及を図っています。
工場ライン向け接着剤や有機微粒子など、工業製品の原材料となる製品
自動車や電子機器、化粧品など、あらゆる工業製品をつくる工場で使われる接着剤や電子材料、有機微粒子の商流は、比較的シンプルなものです。時にはカスタマイズ対応も行いながら、最終製品のメーカーが求める性能やコストなどの条件にマッチする製品を、流通業者を介して販売しています。