水使用量の削減
水使用量の削減
水使用量の削減に関する基本的な考え方
アイカグループは、限りある資源である水の有効利用に努め、グループ全社で適切な水使用を心掛けています。
国内生産拠点においては工業用水・地下水を使用しており、アイカ工業㈱の名古屋工場・甚目寺工場では水の循環使用を進めています。
海外生産拠点においては、水事情に深刻な国もあり、有限な資源であることを認識して各国事業所がそれぞれの必要な対応をとって使用・管理しています。世界資源研究所(WRI)が公表しているAQUEDUCTを参考に、ハイリスクエリアを特定し、優先的に水の有効利用を推進しています。一例として、インド北西部に位置するアイカ・ラミネーツ・インディア社では、製造工程で水の循環利用を行っており、また廃水は工場内の設備で処理しガーデニング用途に活用しています。
目標と実績
2023 年度目標(前中期経営計画) | 2022 年度実績 | 増減要因 |
---|---|---|
ハイリスクエリアにおける売上高原単位取水量 |
2020 年度比32% 削減 4.90㎥ / 百万円 |
生産量増加に伴う取水量の増加を売上高の増加が大幅に上回り、原単位排出量が低減 |
実績推移
対象範囲:アイカグループ国内生産拠点、アイカグループ海外生産拠点
取水量
ハイリスクエリア※1における2022年度水使用量
拠点名 | 所在地 | 使用量 |
---|---|---|
アイカ・ラミネーツ・インディア社 | インド北部 | 39,833m3 |
アイカインドネシア社 テクノウッドインドネシア社 |
チカンペック (インドネシア) |
31,431m3 |
アイカインドリア社 (AAPH※2グループ) |
パスルアン (インドネシア) |
36,185m3 |
瀋陽アイカ社 | 中国東北部 | 4,152m3 |
- WRI Aqueduct「Overall water risk」において「Extremely High」と評定された拠点
- アイカ・アジア・パシフィック・ホールディング
WRI Aqueduct「Over all water risk」に基づくリスクレベル別拠点数
リスクレベル | 拠点数 |
---|---|
Extremely High | 9 |
High | 11 |
Medium - High | 4 |
Low - Medium | 20 |
Low | 3 |
(2023年11月調査時点)