1936年10月、愛知化学工業株式会社は、愛知時計電機株式会社から化学部門が分離独立して設立された。化学部門が研究開発していた、航空機用点火栓、安全ガラス、強化ガラス、接着剤などの量産化を図ることを目的に当社は誕生した。
戦後、産業界では軍需から民需への転換が図られた。当社も民需化に向けての第一歩を踏み出し、試行錯誤を続けた。化成品や製紙事業では発展が望めたものの、自動車用点火栓や陶磁器事業などは不振が続きやがて撤退を余儀なくされた。
- 193610月
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愛知化学工業株式会社設立(資本金:100万円、本社:名古屋市南区千年字船方15番地 愛知時計電機内)
[写真:当社本社工場建設前の愛知時計電機船方工場(写真左の敷地に本社工場建設)]
- 193710月
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操業開始
[写真:操業当時の工場の様子]
- 193902月
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我が国初のユリア樹脂接着剤「愛知無敵糊」発売
[写真:ユリア樹脂接着剤「接合剤」特許]
- 194310月
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フェノール樹脂接着剤生産開始
- 194403月
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新川工場開設
[写真:新川工場となった東洋製紙名古屋工場]
- 194508月
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終戦により操業停止
- 11月
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新川工場でユリア樹脂接着剤生産再開
- 194601月
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食塩生産開始
- 03月
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自動車用点火栓、漁船用発動機生産開始
[写真(1枚目):自動車用点火栓の検査の様子]
[写真(2枚目):漁船用発動機(蒲郡工場)]
- 194708月
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ディナーセットの対米輸出開始
[写真:陶磁器製品と商標]
- 194804月
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新川工場でユリア樹脂塗料「ユーラッカー」生産開始・発売
- 09月
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製紙新1号抄紙機完成。仙貨紙、パルプ紙など生産開始
[写真:1号抄紙機]
- 194905月
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名古屋証券取引所に株式上場
- 195110月
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メラミン樹脂焼付塗料発売
[写真:焼付塗料工場]
- 195407月
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ユリア樹脂木材接着剤が我が国初のJIS表示許可(新川工場)