水使用量の削減

水使用量の削減

水使用量の削減に関する基本的な考え方

アイカグループは、限りある資源である水の有効利用に努め、グループ全社で適切な水使用を心掛けています。
国内グループ生産拠点においては工業用水・地下水を使用しており、アイカ工業㈱の名古屋工場・甚目寺工場では水の循環使用を行っています。また、同伊勢崎工場においては、これまで廃棄していた微量の樹脂が残留する水を、2024年度から原材料として一部再利用することとし、水使用量を削減するとともに、産業廃棄物発生量も削減することができました。
海外グループ生産拠点においては、水事情に深刻な国もあり、有限な資源であることを認識して各国事業所がそれぞれの必要な対応をとって使用・管理しています。世界資源研究所(WRI)が公表しているAQUEDUCTを参考に、ハイリスクエリアを特定し、優先的に水の有効利用を推進しています。一例として、インド北西部に位置するアイカ・ラミネーツ・インディア社では、製造工程で水の循環利用を行っており、また廃水は工場内の設備で処理しガーデニング用途に活用しています。

目標と実績

対象範囲:アイカグループ生産拠点

2023 年度目標2023 年度実績増減要因

ハイリスクエリアにおける売上高原単位取水量
2020年度比 6%削減
(6.74㎥/百万円以下)

2020 年度比38% 削減
4.44㎥ / 百万円

ハイリスクエリアにおける取水量の増加を売上高の増加が大幅に上回り、原単位排出量が低減

実績推移

対象範囲:アイカグループ生産拠点

取水量

  • 取水量

※数値の集計精度向上のため、アイカレポート2023に掲載した2022年度数値を遡及して修正しています。

ハイリスクエリア※1における2023年度水使用量

拠点名所在地使用量
アイカ・ラミネーツ・インディア社 インド北部 33,545m3
アイカインドネシア社
テクノウッドインドネシア社
チカンペック
(インドネシア)
34,243m3
アイカインドリア社
(AAP※2グループ)
パスルアン
(インドネシア)
38,319m3
瀋陽アイカ社 中国東北部 3,824m3
  1. WRI Aqueduct「Overall water risk」において「Extremely High」と評定された拠点
  2. アイカ・アジア・パシフィック

WRI Aqueduct「Over all water risk」に基づくリスクレベル別拠点数

リスクレベル拠点数
Extremely High 10
High 11
Medium - High 4
Low - Medium 21
Low 3

(2024年11月調査時点)