ポストフォームカウンター

施工上の注意

ガスレンジの位置

ガスレンジに油鍋等を置いて使用する場合、カウンターにガス火が直接あたらないようにレンジとカウンターの間を15cm以上はなしてください。

  • 壁壁

一般使用上

  •  沸騰した鍋、ヤカンや油鍋等は直接カウンター表面には置かず、必ず鍋敷き等の上に置いてください。
  • 火のついたタバコを直接カウンターの上に放置せず、必ず灰皿を使用してください。
  • ドライヤーやストーブ等の熱をカウンターの表面に直接当てないでください。
  • カウンターの上で直接包丁やカッターナイフ等を使用しないでください。
  • カウンター表面にかたい物を落としたり、ぶつけたりしないでください。
  • カウンター基材には木質材料が使用されておりますので、浴室、シャワールームなどの湿気の多い場所や、屋外の設置はさけてください。
  • カウンター

  • カウンター

  • カウンター

  • カウンター

漏水防止

漏水の原因となりますので、アンダーシンクのボウル接合の際は、コーキング(シーリング)を充分に行ってください。

  • シリコーン コーキング

手袋の着用

  • カウンター端部で手を切ったり、基材のササクレで指に物がささったりすることがありますので、必ず手袋を着用してください。
  • アンダーシンクの木口端部で手を切ることがありますので、ボウル取付け時は必ず手袋を着用してください。
  • カウンター

運搬

運搬時に落下して足を損傷することがありますので、2名で作業してください。

カウンターの固定

  • 落下防止及び温度・湿度の影響による反り防止の為にカウンターは必ず木ネジ等でキャビネットやブラケットに固定してください。
  • ブラケットを使用する場合は過度なたわみを防ぐ為、間隔寸法を1000mm 以下としてください。また、補助桟を取り付けて補強してください。
  • ポストフォームカウンターは環境の変化により1mあたり約2mm伸縮する可能性があります。カウンターの両端を止める納まりはクラックの原因となるので避け、右記の方法で施工してください。
    • 特に3 本以上のカウンターを連続で連結する場合は、環境の変化による伸縮を考慮いただき、十分なクリアランスと固定方法を検討の上、設計・施工してください。
  • 充分に強度のある下地に固定してください。
  • カウンター端部が固定されていない場合は、自重によるたわみを生じることがあります。
  • 細巾のカウンターは製法上若干の引き曲がり(水平方向の反り)が生じる場合があります。ビスなどで固定すれば矯正できますのでビス固定併用の取付方法をお願いします。
    特にライニング用途等でジョイントされる場合には、ジョイント目地の仕上がりなどもあり、事前に真っすぐな棒材などに固定し矯正した状態で施工する等、さらに御配慮いただけます様お願いします。
  • 必ず木ネジで固定, 突きぬけに注意

  • ※3mの場合、両端に5mm程度  の隙間が必要になります。

  • 引き曲がりにより、壁との 間に隙間が生じる場合が あります。

加工上の注意

切断加工

ポストフォームカウンターは、丸ノコ、帯ノコ等標準の木工機械で簡単に切れます。切断する時は、刃先が化粧板の方から芯材の方向に向かっていくようにしてください。前ダレ側からノコ歯を入れてください。なお、刃物は超硬グレードのチップソーをおすすめします。

木口共貼り

  1. 化粧するカット面を平滑にし、ホコリ等の汚れをきれいにします。
  2. ゴム系接着剤(アイカアイボン RQ-V10等)をカット面と共貼り材の裏面の両面に刷毛で塗布し、溶剤を十分に飛ばした後に圧着します。
  3. 十分な接着強度がでたら、ハンドトリマーでカウンターの断面形状にならって切り欠きます。面取り角度は45°〜60°、面取り幅は1mm程度。カウンター表面にキズをつけないよう注意してください。
  • 接着剤 塗布

加工上の注意事項

  1. 中央部のくり抜き加工や端部の切り欠き加工がある場合は、角の部分は必ず6R以上の丸みを持たせてください。丸みをとらないとクラックが入る原因となります。
  2. 切断や穴あけは、切れ味の良い刃物を使用し化粧面に割れや欠けが生じないようにし、切れ味のにぶった刃物での無理な加工はさけてください。小さなひび割れや欠けはクラック発生の原因となりますので、ヤスリ又はサンドペーパー等で面取り加工し、仕上げるようにしてください。
  3. 切断面に生じた小さなひび割れや欠けはヤスリ又はサンドペーパー等で面取り加工し、仕上げるようにしてください。
  4. ネジ止めの場合、化粧板にネジ径よりもやや大きい穴(バカ穴)をドリルであけてワッシャー等で押さえるか、又はフェノール樹脂層にいたるケビキ線を入れ、その内側にビスを止めるようにしてください。
  • R6

    ①の図

  • ②の図

  • 面取り(45°~60°)

    ③の図

  • 木ねじ, 表面柄層, コア層, ケビキ線

    ④の図

メンテナンス

  • カウンターの汚れ落としはクレンザーや金属製のたわし類は使用せず、必ず中性洗剤を使用してください。
  • 汚れは放置すると取り除きにくくなりますので、はやめに取り除いてください。
  • 普段のお手入れは、柔らかい布で水拭きを行ってください。
    その後、乾いた布で水分をきれいに拭き取ってください。
  • 油汚れ等は、柔らかい布かスポンジに、中性洗剤をつけ拭き取ってください。
  • 中性洗剤で落ちない汚れは、アルコール・シンナー等の溶剤を使って落としてください。
    (ナイロンたわし、金たわし等の硬いものやクレンザー等の研磨剤の入った洗剤を使用しないでください。)
  • 酸、アルカリ性薬品、洗剤等で拭くと、変色や変質の原因となりますので絶対に使用しないでください。
    • 次亜塩素酸系漂白剤等を用いて除菌する場合は、残存しない様、必ず拭き上げしてください。
  • ヨードチンキ、毛染め剤、養毛剤等の薬液がかかったまま放置しておきますと、表面が変色する事がありますので、すぐに洗い流してください。
  • メンテナンス