大日本色材工業株式会社 ピンホール対策に有効な「DSKシート工法」を開発

  • 補修・補強
2004年7月20日

当社の連結子会社の大日本色材工業株式会社(代表取締役社長:都筑國雄 本社:東京都練馬区豊玉北六丁目5番15号 資本金:1億円)は、コンクリート防食で手間がかかるピンホール防止作業を大幅に簡素化する「DSKシート工法」を開発した(特許出願中)。



発売の背景



防食工事では、長期の防食性能を維持するため、ピンホール対策が重要であるが、コンクリート防食ではコンクリート自体に空隙がありピンホール防止が容易ではなく、実際の工事でも施工者が時間をかけ丁寧にピンホールを防止しているのが実情である。
さらに平成14年度日本下水道事業団の「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術指針・同マニュアル」で、塗布型ライニング工法による下水道施設防食工事の完成検査にピンホール試験が追加となり、より簡単にピンホール対策ができる工法が望まれている。



製品の特徴



「DSKシート工法」とは、含浸性に優れ、微細な隙間(写真は、同率倍率(×100)で比較、DSKシート(写真1)とガラスクロス(写真2))をもつ「DSKシート」を用いるため、比較的簡単にピンホールが防止でき、作業時間が短縮できる。
また、従来の工法で用いられているガラスクロスと異なりシートにじん性があるため、連続施工が可能となり、施工間隔を短縮できる。 さらに、「DSKシート」はシート厚が均一なので、防食層の膜厚が均一になり、安定した防食性能が期待できる。 これらの性能を発揮する「DSKシート工法」は大日本色材工業株式会社独自の新技術である(特許出願中)。


写真1:DSKシート

写真2:ガラスクロス



仕様



1 エポキシ樹脂を使用した下水施設用コンクリート防食ライニング C種
標準施工材工設計価格 \13,300/㎡(税込み\13,965/㎡)

2 エポキシ樹脂を使用した上水施設用コンクリート防食ライニング D-1種
標準施工材工設計価格 \18,670/㎡(税込み\19,603/㎡)

発売時期: 1:2004年7月発売開始  2:2004年8月販売開始予定



販売目標



初年度5億円
*ピンホール.................. 防食層の上下を貫通した穴。ガスや腐食液が浸透し目的とした防食性能が得られない。
*塗布型ライニング工法 ... エポキシ樹脂など使用し、現場施工で防食被覆層を設けること。
*ガラスクロス ............... 塗布型ライニング工法では、補強・膜厚確保のため使用。ピンホール防止効果は期待できない。

 

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