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No.126S01
2025年4月14日
5製品を提供した2025年大阪・関西万博のトイレが供用開始
サプライヤーとして「メラミンタイル」「セラール」「アイカ人工大理石カウンター」などを提供
アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)は、「2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)」の会場整備参加サプライヤーです。4月13日(日)に大阪・関西万博が開幕し、「メラミンタイル」および「セラール」とそれらの施工用接着剤2製品、「アイカ人工大理石カウンター」の計5製品を提供した共用施設内トイレ(トイレ5)の供用が開始されました。
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▲5製品を提供した共用施設内トイレ
概要
当社は、「アイカグループは共生の理念のもと、たえざる革新により新しい価値を創造し、社会に貢献してまいります」を経営理念とし、その理念を体現すべく、社会課題解決に資する製品の開発・提供や、人的資本への投資、気候変動問題への対応などに注力しています。
そのような中、大阪・関西万博が「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、「課題解決型万博」として、カーボンニュートラルをはじめとする社会課題の解決やSDGsの達成に貢献することを目標にしている点、それらの理念に基づき会場の基本計画がデザイン・設計されている点に共感し、サプライヤーとして協力しています。
具体的には、共用施設内トイレ(トイレ5)の建設に際し、高圧メラミンフロアタイル「メラミンタイル」および壁面用のメラミン不燃化粧板「セラール」とそれらの施工用接着剤2製品、メタクリル樹脂系人工大理石「コーリアン®」を使用した「アイカ人工大理石カウンター」の計5製品を提供しました。いずれも耐久性やメンテナンス性に優れた製品で、世界各国から多くの人々が訪れる万博の会場整備に貢献します。
なお、大阪・関西万博が若い世代の活躍・飛躍のきっかけとなるよう、将来が期待される若手建築家を対象に計20施設の設計業務が公募され、今回協賛品を納めたトイレ5は、米澤隆建築設計事務所によって設計されました。また、大阪・関西万博は、サーキュラーエコノミーの実現に向けてリデュース・リユースの徹底を図ることが目指されています。トイレ5においても、万博終了後にはユニットごとに解体し、組み替えて移設転用することを想定して設計されており、閉幕後に発生する建築物や建材・設備等のリユースに向けたマッチングプラットフォーム「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」にて、移設先が募集されています。
万博サーキュラーマーケット ミャク市!はこちら
設計者のコメント
大阪・関西万博のトイレ5を設計した建築家の米澤隆氏は、「多くの国・地域から人が集まり、メッセージを発する場でもある万博を、新たな建築にチャレンジする場と捉えて設計しました。半年間の会期中のみで使用するには環境負荷が大きく、移設・転用できるようにすることは必須と考えました。そこで、積み木のように、積んだり組み替えたり、さらには持ち運んだりできるブロック単位での構成としました。終了後にはブロック単位で移設し、必要な数・形に組み替えてさまざまな場所で使える建築物となっています。会期中は非常に多くの人が使用し、さらには万博終了後も移設して長く使用していくため、品質・デザイン面で良い製品と日頃より感じていたアイカ製品を採用しました。万博ということで、カラフルなデザインで華やかさをもたせていますが、カラーバリエーションが豊富なため、特注色は使用せずとも、ひとつひとつのブロックに個性をもたせることができました。また、床に使用している「メラミンタイル」は基本的には屋内向けの素材とのことですが、ひとつの区切りである万博の会期が半年間である点を活かし、実験的に半屋外で使用しています。石やタイルの床材に比べて安価であり、塩ビ系素材に比べて汚れや紫外線に強いため、バランスが良い床材だと感じています。どの製品も耐久性に優れているとのことで、長期間での利用はもちろんのこと、移設に伴う解体・運搬にも耐えてくれることを期待しています」と語っています。
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▲米澤隆氏
提供した製品について
■高圧メラミンフロアタイル「メラミンタイル」
当社の主力製品であり耐久性やメンテナンス性に優れる"メラミン化粧板"と、商業施設の床材として多く使用されている"塩化ビニル樹脂(塩ビ)系床材"の長所を組み合わせた床材です。ヒールマークやゴム製キャスター汚れ、タバコの焦げなどに強く、汚れても水拭きで簡単にお手入れが可能。ノンワックスで美観が保たれるため、ワックスがけの労力・コストがかかりません。
■メラミン不燃化粧板「セラール」
メラミン樹脂含浸化粧層と特殊不燃コアを高温・高圧下で積層成形したパネルです。ハードユースに耐える硬度と強度、耐久性、耐熱性、不燃性を有する壁面材で、国土交通大臣不燃認定を取得しています。1990年代にキッチンパネルとして大ヒットし、建築業界における知名度が向上。現在はキッチンに限らず、病院や学校、交通施設などの壁面でも使用されています。
■施工用接着剤
当社はメラミン化粧板のリーディングカンパニーであるとともに、1936年に日本初のユリア樹脂接着剤を開発して以来さまざまな樹脂製品を開発してきた、化学メーカーでもあります。メラミン化粧板や壁面材などの建築素材に加えて、それらの材質や施工場所に適した接着剤を豊富に取り揃えています。今回は、「メラミンタイル」および「セラール」の施工用接着剤2製品を提供します。
■メタクリル樹脂系人工大理石加工カウンター「アイカ人工大理石カウンター」
米・デュポン社が開発した、メタクリル樹脂系人工大理石のトップブランド「コーリアン®」を、独自の技術で加工したカウンターです。美しさ、強さ、デザイン性、施工性、メンテナンス性に優れます。当社では、カウンターに加え、ラバトリーボウル(洗面ボウル)やカウンターとボウルを一体成型した製品なども取り揃えています。
大阪・関西万博概要
■名称 | 2025年日本国際博覧会 (略称:大阪・関西万博) |
■テーマ | いのち輝く未来社会のデザイン |
■コンセプト | People's Living Lab (未来社会の実験場) |
■開催期間 | 2025年4月13日から10月13日までの184日間 |
■開催場所 | 夢洲 (ゆめしま、大阪市此花区) |
※トイレ5は会場北側「コネクティングゾーン」にある「空の広場」の近くです。
※デュポン™、コーリアン®は、DuPont de Nemours, Inc.の関連会社の商標あるいは登録商標です。
以上
注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。
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