- 補修・補強
2020年5月19日
省工程・短工期!コンクリート下地の経過観察が可能なコンクリート片はく落防止工法
「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック1500」発売
アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:小野勇治 本社:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋26階 資本金:98億9,170万円)は、道路構造物のコンクリート片はく落を防止する工法「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック1500」を5月25日に発売します。本工法は最短1日で全工程が完了する優れた施工性を誇るとともに、透明度の高い特殊樹脂により、施工後もコンクリート下地の近接目視での経過観察を可能にします。
発売の背景
橋梁やトンネルに使用されるコンクリートは、健全であれば非常に強固なものですが、中性化などの経年劣化により表面のコンクリート片がはく落してしまう事故も起きており、社会問題となっています。2014年には道路管理者による道路の維持・修繕に関するメンテナンスサイクルの確立を目的に、道路法施行規則の一部改正が行われました。具体的には、国内の橋梁(約70万橋)やトンネル(約1万本)は、統一的な基準により5年に1回の頻度で近接目視による点検を実施すること、点検・診断の結果について記録・保存すること、統一的な尺度で健全性の診断結果を分類することが定められています。
修繕方法の一つであるコンクリート片のはく落対策工事では、対策材料の耐久性や施工後の景観の観点から、着色された材料を塗布することが一般的でした。しかし着色された材料が塗布されていると、点検時にコンクリート構造物のひび割れなどの異常を近接目視により確認することが困難でした。また、従来の工法は施工に数日を要していました。
そこで、当社の独自技術で透明かつ高耐候性で強靭な特殊樹脂を開発し、万一はく落が起こってもコンクリート片が落下しないよう強靭な塗膜で受け止めながら、ひび割れや変状を近接目視で確認できる工法「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック1500」を開発しました。補強用繊維シートを必要としない塗布型工法のため、簡易施工も実現させています。また、最短1日で全工程の施工を完了させることができ、複雑な構造物に施工する場合や長期の工事期間確保が難しい場合にもご活用いただけます。
特長
■ | 下地視認性 | 透明性の高い特殊樹脂により、下地の経過観察が可能です。 |
■ | 省工程・短工期 | 最短1日で全行程の施工が可能です。 |
■ | 施工性 | 補強用繊維シートを必要とせず、施工がコテで簡単に施工可能です。 |
■ | 高耐久性 | 高性能特殊樹脂により優れた耐久性を実現し、塗膜の変色を抑えます。 |
■ | 優れた耐荷性 |
1.5kN以上※ ※首都高速道路株式会社橋梁建造物設計要領(コンクリート片剥落防止編)剥落防止工法の評価基準A種/耐荷性基準値 |
標準施工仕様
※詳細は標準施工仕様書をご参照ください。
工程図
製品概要
■製品名 | 「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック1500」 |
■用途 | コンクリート片のはく落防止対策 |
■価格 | 11,442円/㎡ (材工設計価格、令和2年度東京都単価、消費税抜き、下地処理別途) |
販売開始時期
2020年5月25日
年間販売目標
1億円
以上
注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問合せください。
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