「メラミンタイル」を発売し、床市場に新規参入

No.120M17
2019年6月20日

汚れが付きにくく、清掃性・施工性に優れた新素材
「メラミンタイル」を発売し、床市場に新規参入

アイカ工業株式会社（代表取締役　社長執行役員：小野勇治　本社：愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号　JPタワー名古屋26階　資本金：98億9,170万円）は、靴のすり跡や汚れが付きにくく、清掃性・施工性に優れた高圧メラミンフロアタイル「メラミンタイル」を2019年7月1日に発売し、非住宅の床市場に新規参入します。

 

開発の背景

メラミン化粧板で国内No.1のシェアを有する当社は、キズや汚れに強くメンテナンス性に優れたメラミン化粧板の利点を活かした床材の開発を目指してきました。しかし、メラミン化粧板は伸縮するという性質があるため、メラミン系フロア材の開発は困難で普及には至りませんでした。
一方で、当社は1939年に日本初のユリア樹脂接着剤を発売して以来、近年では自動車や電子機器向けなど機能材料製品の拡充に注力するなど、さまざまな樹脂製品を開発してきました。その中で、繊維向けに開発した特殊なアクリル樹脂を使用することで、メラミン化粧板の伸び縮みを抑制し、メラミン化粧板の強さと塩ビ基材の施工性を兼ね備えた新たなフロア材の開発に成功しました。
「メラミンタイル」は、塩ビ系フロア材とメラミン系素材の長所を組み合わせた新しい床材です。表面はメラミン化粧板のため、高い硬度を持ち堅牢性に優れます。また、汚れが付きにくく拭き取りやすいため、清掃作業の負担を軽減し、ワックスがけも不要なため施設運営者の費用削減に貢献します。特に、靴のすり跡（ヒールマーク）に強く、汚れが付着した場合も水拭きで簡単に除去できます。さらに、セラミックタイルと比べ重量が約1/3と軽いため施工性にも優れており、建築業界における慢性的な施工職人不足問題の解消にも寄与します。今回は、メラミン化粧板の豊富なラインナップの中から木目5柄、石目3柄、抽象2柄をラインナップし、サイズバリエーションも3サイズをご用意しました。
当社は非住宅の床市場に新規参入し、床から家具・什器や壁面まで、空間デザインにおけるトータル提案力を高めていきます。ヒールマークや表面汚れの清掃負担が大きい商業施設や飲食店、毛染め液などの付着の恐れがある美容院・サロンのほか、ホテル、オフィス、マンションのエントランスなどを対象に拡販を図ります。

 

商品の特長

■	強さと施工性、経済性を兼ね備えたフロアタイル 表層にメラミン化粧板を使用しており、セラミックタイルに近い耐久性と、塩ビタイル同等の施工性を両立しています。セラミックタイルと比べて軽量なので施工しやすく、落としても割れる心配がありません。標準的な1日1人当たりの施工可能面積がセラミックタイルの約8倍で、工期も短縮できるため経済的です。
■	メンテナンス性 メラミン樹脂は汚れが付きづらく、落としやすく、お手入れが簡単です。ノンワックスでも美観が保たれるので、ワックスがけのコストが不要です。ワックスがけで床を使用できない時間も削減できます。
■	高い汚染耐性・防滑性・耐水性 ヒールマークなどのゴム系汚染や、毛染め液などの落ちにくい汚れに強く、汚れが付着した場合も水拭きで簡単に除去できるため、お手入れが簡単です。すべりにくさにも優れており、雨の日や、飲食店の飲みこぼしにも安心です。
■	高い意匠性と豊富なサイズバリエーション メラミン化粧板で培ったリアルな質感を再現した10柄をラインナップしました。また、サイズもプランク（板型）からスクエア（正方形）まで使いやすい3つのサイズをご用意しています。異なるサイズや柄を組み合わせて使用することでさまざまなフロアデザインに対応します。

 

構成

 

製品概要

■製品名	高圧メラミンフロアタイル「メラミンタイル」
■用途	商業施設、飲食店、美容院・サロン、ホテル、オフィス、マンションエントランスの床材
■厚さ	3mm
■サイズ	150mm×900mm、450mm×450mm、900mm×900mm
■木口仕様	面取なし、C面取り
■価格	6,900円／㎡（設計価格、消費税抜き）
■柄点数	10柄（木目：5柄、石目：3柄、抽象：2柄）
■発売時期	2019年7月1日

 

5年後販売目標

30億円（2024年度）

 

以上

注）このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問合せください。