タイル張り外壁の劣化を防ぐ防水形保護塗装工法を開発

  • 補修・補強
No.122D46
2021年11月24日

 

タイル張り外壁の劣化を防ぐ防水形保護塗装工法を開発 高透明・高耐候な樹脂でタイルの意匠を活かしながら劣化を遅らせる

アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:小野勇治 本社:愛知県名古屋市中村区)は、タイル張り外壁向け防水形保護塗装工法を開発し、「ダイナミックレジン タフレジンクリアガードWP工法」として11月24日に発売しました。タイルの意匠を活かしながら劣化の原因となる雨水の浸入を防ぎ、建物の寿命を延ばします。

  • ▲施工風景(イメージ)

 

開発の背景

外壁タイルは独特の風合いや高い耐久性から、建築仕上げ材として多く使用されています。しかし、タイルの目地部分から雨水が浸入すると、タイルおよび内部コンクリートが劣化し、コンクリート躯体のひび割れやタイルのはく落などにつながる危険性があります。また、国土交通省の調査によると、経年劣化によって腐朽・破損する建物の数は今後もさらに増えていくと予想されています。このような背景から、当社は建物の補修・補強分野を重点分野と位置付け、その取り組みを強化しています。
このたび、タイル壁面に施工することで水分の浸入を防ぎ劣化を抑制する「ダイナミックレジンタフレジンクリアガードWP工法」を開発しました。本工法は、既存タイルの意匠性を活かしながらはく落を防ぐ「ダイナミックレジンタフレジンクリアガードHD工法」の技術を応用した当社独自設計のウレアウレタン樹脂を用いており、遮水性が高く、経年劣化で外壁にクラックが生じた際も追従する伸縮性を有するため、高い防水効果を発揮します。加えて、透明度と耐候性が高いため、外壁タイルの意匠性を活かしながら劣化対策を行うことが可能です。
劣化した外壁タイルを保全する製品に加え、劣化を抑制する本製品を開発したことで、建築物の長寿命化につながる補修・補強製品のラインナップが広がりました。当社は、今後もサステナブルな社会の実現に貢献する製品の開発を通じ、社会に必要とされる真のグッドカンパニーを目指してまいります。

 

「ダイナミックレジン タフレジンクリアガードWP工法」の特長

■高い防水性と伸縮性

コンクリートの劣化の原因となる雨水の浸入を防ぐとともに、伸縮性に優れ外壁にクラックが発生した際も追従して防水性を維持します。

▲引張試験の様子
■透明度が高い

施工後も透明なため、タイルの意匠性を損ないません。

▲施工前(左)と施工後(右)の比較
■耐候性に優れる

現行の補修・補強材「ダイナミックレジン タフレジンクリアガードHD工法」と同程度の耐候性を有しており、紫外線による経時的な変色を防ぎます。

  • ※JIS A 6909 建築用仕上塗材防水形複層塗材RS規格相当の性能を有します。

 

製品概要

製品名 外壁タイル防水形保護塗装工法「ダイナミックレジン タフレジンクリアガードWP工法」
用途 タイル張り外壁の劣化抑制
価格 6,100円/㎡ (材工設計価格、消費税抜き)

 

販売開始時期

2021年11月24日

 

年間販売目標

1億円

 

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。

  • 年から探す

  • カテゴリーから探す