グリーンガード ゴールドをメラミン化粧板とセラールで取得

環境認証「グリーンガード ゴールド」をメラミン化粧板とセラールで取得 環境･健康に配慮した建築素材でサステナブルな社会の実現に貢献

　アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員：小野勇治　本社：愛知県名古屋市中村区)のメラミン化粧板とメラミン不燃化粧板「セラール」が、国際的な環境認証である「GREENGUARD Gold(グリーンガード ゴールド)」を取得しました。壁面全面への使用を想定した最上位レベルの「Wall Covering」の基準を満たしています^※1。

「グリーンガード ゴールド」取得の背景

　SDGs(持続可能な開発目標)が社会に浸透しさまざまな場面で取り組みが進められる中、建築業界においても、ライフサイクル全体を通して地球環境や人にやさしい建物を建設・運用する、"グリーン・ビルディング"に対する取り組みが推進されています。また、建材から放出されるVOC(揮発性有機化合物)などの化学物質が、シックハウス症候群の原因となることは広く知られており、人々が多くの時間を過ごす空間にそれらの物質を放出させないことがかねてより求められてきました。当社も、施工・加工する方からその空間で過ごす方まで、関係するすべての人の健康に配慮した建材製品の開発に、長年取り組んでいます。

　このたび、当社のメラミン化粧板およびメラミン不燃化粧板「セラール」が、世界的な第三者安全科学機関であるULの環境基準「GREENGUARD　Gold (グリーンガード ゴールド)」を取得しました。壁面全面への使用を想定した最上位レベルの「Wall Covering」の基準を満たしています^※1。なお、グリーンガード ゴールド認証を取得した建材製品は、世界で最も広く利用されているグリーン･ビルディングの認証プログラムであり日本国内でも取得が増加傾向にある「LEED(リード)」^※2において、室内環境品質に対する項目(低放散材料)の評価(加点)対象となります。
　当社は今後も、健康で快適な暮らしの実現と地球環境の改善に寄与する建材を開発し、SDGsの達成とサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

• ※1　壁面にはセラールをご使用ください。
• ※2　Leadership in Energy & Environmental Designの略。アメリカのNGOであるU.S. Green Building Councilが開発･運用している、ビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)の環境性能評価システム。
  一般社団法人グリーンビルディングジャパンサイト：https://www.gbj.or.jp/

認証取得製品

■メラミン化粧板

メラミン樹脂およびフェノール樹脂をそれぞれ含浸させた印刷紙とクラフト紙を、何枚も重ね合わせた上で高温・高圧下で積層成形したパネルです。家具・什器・パーティションの表面材としてさまざまな空間で使用されています。
今回、通常仕様のメラミン化粧板と、抗ウイルス・抗菌性能を付加した「アイカウイルテクト」、指紋を目立ちにくくした「セルサス」で認証を取得しています。

■メラミン不燃化粧板「セラール」

メラミン樹脂含浸化粧層と特殊不燃コアを高温・高圧下で積層成形したパネルです。ハードユースに耐える硬度と強度、耐久性、耐熱性、不燃性を有する壁面材で、国土交通大臣不燃認定を取得しています。キッチンパネルとして大ヒットし、現在は病院や学校、交通施設などの壁面でも使用されています。
今回、通常仕様の「セラール」と、抗ウイルス・抗菌性能を付加した「セラールウイルテクト」、指紋を目立ちにくくした「セラールセルサス」で認証を取得しています。

「グリーンガード ゴールド」について

　世界的な第三者安全科学機関であるULによる環境ラベルです。人々の健康を左右する室内空気環境を守るため、主に建材・家具から室内に放散されるVOC(揮発性有機化合物)の上限を定めています。より厳しい基準をクリアした製品は、「グリーンガード ゴールド」を取得することができます。なお、グリーンガード ゴールド認証を取得した建材製品は、世界で最も広く利用されているグリーン･ビルディングの認証プログラムであり日本国内でも取得が増加傾向にある「LEED(リード)」において、室内環境品質に対する項目(低放散材料)の評価(加点)対象となります。

ULについて

　安全科学の世界的なリーダーであるULは、試験・検査・認証（TIC）、トレーニング・アドバイザリーサービス、リスクマネージメントソリューション、ビジネス上不可欠な知見の提供を通じ、世界100カ国以上のお客様の安全・セキュリティ・サステナビリティに関わる目標の実現を支援しています。ULは製品に関する深い知識と、サプライチェーン全般にわたる情報を保有しており、複雑な課題を抱えるお客様のパートナーとして活動しています。詳細はUL.comをご参照ください。規格開発およびその他の非営利活動につきましては、UL.orgをご覧ください。

以上

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