防カビ性能をもつ天井材「カビテクト」を発売

No.123P43
2022年12月6日

防カビ性能をもつ天井材「カビテクト」を発売
カビが繁殖しやすいスーパーマーケットや厨房の天井をきれいにキープ

開発の背景

　冷蔵ケースを多用するスーパーマーケットなどの天井は、店内や天井裏に流れ込んだ暖気が天井付近で冷やされることで結露が生じ、カビが発生しやすい環境になっています。エアコンの吹き出し口や冷媒管の周囲、平置きの冷蔵陳列ケースの上などは特にカビが生えやすく、定期的な塗装や防カビ処理に手間がかかる点がスーパーマーケット業界において長年問題視されてきました。環境によっては、塗装や防カビ処理を行っても繰り返しカビが発生し、多くのメンテナンス費用がかけられています。
　この課題を解決すべく、当社のコア技術である化学合成技術と化粧材加工技術を活かし、防カビ不燃天井材「カビテクト」を開発しました。調湿性能がありカビが生えにくいけい酸カルシウム板の基材を独自開発し、そこに防カビ剤を塗装して仕上げた製品です。基材の調湿性能と防カビ塗装の相乗効果により、高い防カビ性能を実現しています。某スーパーマーケットにて約2年間の実証実験を行った結果、一般的な天井材部分は防カビ処理を行ったにも関わらずカビが発生したのに対し、カビテクトは約2年が経過してもカビの発生は見られず、良好な状態を維持しています。高温多湿でカビが発生しやすい夏を2シーズン乗り越えており、ご協力いただいたスーパーマーケットの店舗開発担当者から高い評価をいただきました。
　店舗運営者を悩ませる天井のカビ問題を解決する天井材として12月23日(金)に発売し、主に、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、飲食店厨房などへの提案を進めます。当社は今後も、創業当初より培った化学技術を活かしたものづくりで、社会課題の解決に貢献してまいります。

｢カビテクト｣の特長

■部分的な使用も可能
施工方法は、一般的な天井材と同じです。カビが発生しやすい部位への部分的な使用も可能です。

防カビ性能試験結果

防カビ性能評価結果(カビ抵抗試験 JIS Z 2911 プラスチック方法B)

実証実験結果

　某スーパーマーケットで経過観察の実証実験を行ったところ、一般的な天井材の部分には、防カビ処理を施したにも関わらずカビが発生したのに対し、カビテクトは約2年が経過してもカビの発生が見られず、良好な状態を維持しています。なお、この実験の環境下においては、カビテクトの基材においても、カビの発生は見られませんでした。カビが特に生えやすい夏を2シーズン乗り越えており、ご協力いただいたスーパーマーケットの店舗開発担当者から高い評価をいただいています。

※いずれも試験結果であり、保証値ではありません。また、実際の使用環境での効果を保証するものではありません。
※特定のカビに対しての試験結果であり、全てのカビに対して同様の効果が得られるものではありません。

製品概要

■製品名	防カビ不燃天井材｢カビテクト｣
■用途	スーパーマーケット、コンビニエンスストア、飲食店厨房など、カビが繁殖しやすい空間の天井材
■ラインナップ	1色(白系)
■サイズ	910mm×910mm
■厚み	9.5mm
■重量	6.8kg／枚 (製品含水率の変動などを考慮した標準値)
■梱包入数	4枚
■不燃認定番号	国土交通大臣認定　NM-5297(1)
■価格	6,300円／枚 (7,600円／㎡、設計価格、消費税抜き)

※副資材としてタッチアップ塗料および専用ビスを設定予定。

販売開始時期

　2022年12月23日

年間販売目標

　1億円 (2023年度)

以上

注）このニュースリリース記載の情報（製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等）は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。