- 補修・補強
2014年9月19日
経年劣化した外壁タイルにウレアウレタン樹脂を塗布することでタイルの落下を防止
「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」販売開始
アイカ工業株式会社(代表取締役社長:小野勇治 本社:愛知県清須市西堀江2288番地 資本金:98億9,170万円)は、経年劣化した外壁タイルに強靭な無溶剤ウレアウレタン樹脂を塗布することにより、外壁タイルのはく落による第三者への被害を防止する工法、「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」の開発に成功、販売を開始しました。
【発売の背景】
タイル張りやモルタル施工した外壁仕上げ材は、経年劣化によりはく離が生じることがあり、補修をせずに放置すると、やがてはく落します。数年前には都内のオフィスビルの外壁がはく落し、通行人が負傷するという事故がありました。外壁面のはく落は、建物の高所から硬い物体が落下することで、通行人に当ることがあれば人命を脅かし、さらに賠償や建物の美観が損なわれるなどして、居住者・所有者の財産へも影響を及ぼします。
国土交通省の調査によれば、経年劣化によりはく落の危険性のある外壁をもつ建物は多数あると報告されており、当社は、このような建物の補修・補強分野を成長分野と位置づけ、重点項目の一つとして取り組みを強化しています。
従来、タイル貼りの建物の外壁には、“水系アクリル樹脂”などを塗工することで、はく落を防止する工法が施工されていましたが、塗膜強度に課題がありました。その一方、塗膜強度に特長のある“ウレアウレタン樹脂”には、耐候性、意匠性に課題がありました。
そこで当社は、独自の樹脂設計技術を駆使し、無溶剤ウレアウレタン樹脂に、高い透明度、長期的な美観保持機能を追加することに成功、「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」を開発し、販売を開始しました。
「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」は、経年劣化した外壁タイルに強靭な無溶剤ウレアウレタン樹脂を塗布することにより、外壁タイルのはく落による第三者への被害を防止します。
本工法は、独立行政法人都市再生機構・外壁複合補修層の補強効果確認試験に適合しています。
【特長】
■優れたはく落防止性能
独立行政法人都市再生機構が定める外壁複合補修工法の要求性能が「曲げ強度490Nで破断しないこと」であることに対し、「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」は、自社試験において『同776N』で破断しないことを確認することができました。
■優れた耐候性
長時間の紫外線照射でも塗膜の変色が少なく、自社試験では、水系アクリル樹脂よりも耐候性に優れた結果を得ることができました。
■高い意匠性
無溶剤ウレアウレタン樹脂は、橋梁などの補修補強工事などに使用されており、意匠性(=透明性)は求められていませんでしたが、当社は独自の樹脂設計技術により意匠性を付与。タイルの意匠を活かす高い透明性を有しています。
■安心の施工体制
「ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法」は、当社が事務局を務める「タフレジンクリアガード工法研究会」が認定した、優れた認定施工店が施工します。
同会は、認定施工店が施工した建物について、タイルのはく落による第三者に対する賠償事故を保証する制度に加入しています。
【商品概要】
■商品名 : ダイナミックレジン タフレジン クリアガード工法
■販売開始 : 2014年9月1日
■価格(材工設計価格) : 15,000円/㎡ (消費税抜き)
【初年度販売目標】
3億円
以上
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