メラミンタイル・ビニル系床材施工用接着剤に低臭タイプを追加

  • 接着剤

No.123D52
2023年1月5日

メラミンタイル・ビニル系床材施工用接着剤に低臭タイプを追加
作業性・耐久性はそのままに、床用ウレタン樹脂系接着剤の臭いを低減

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)は、メラミンタイルおよびビニル系床材施工用のウレタン樹脂系接着剤に低臭タイプ「JW-604」を追加し、1月5日(木)に発売しました。

  • ▲「JW-604」

  • ▲使用イメージ

開発の背景

 当社はメラミン化粧板のリーディングカンパニーであるとともに、1936年に日本初のユリア樹脂接着剤を開発して以来さまざまな樹脂製品を開発してきた、化学メーカーでもあります。メラミン化粧板や壁面材などに加えて、各建材製品の材質や施工場所に最適化した接着剤を取り揃えています。
 2019年7月には、清掃性・施工性に優れた高圧メラミンフロアタイル「メラミンタイル」を発売し、床市場に参入しています。中でもメラミンタイルの主力用途である店舗改修においては、施工時の臭いがなくなるまで十分な換気時間がとれない物件が多く、2020年5月に発売した臭気の少ないアクリル樹脂系エマルジョン形接着剤「RA-11」がご好評をいただいています。下地や作業性などの施工現場の環境によっては水系のRA-11が使用できず、作業性・耐久性に優れたウレタン樹脂系接着剤「JW-504」が使われていましたが、溶剤の臭気や短期改修工事における臭い残りが課題となっていました。
 そこで、作業性や耐久性はそのままに、臭気を抑えたウレタン樹脂系接着剤「JW-604」を開発しました。従来品同様に初期粘着力に優れるため、メラミンタイルなど伸縮性のある床材や、反りの大きいビニル系床材の施工に適した接着剤です。また、耐水性に優れるため、開放廊下※1などでも使用可能です。
 作業環境の改善に寄与するメラミンタイル・ビニル系床材施工用接着剤として、内装工事業者等を対象に提案してまいります。
※1メラミンタイルは屋内床用です。屋外への使用はできません。

「JW-604」の特長

■従来品に比べ低臭であり、作業環境の改善に寄与します。
■作業性・耐久性は従来品同等です。耐水性に優れるため、開放廊下などでも使用可能です。
■初期粘着力に優れ、メラミンタイルなど伸縮性のある床材や、反りの大きいビニル系床材の施工に適しています。
■ノンホルムアルデヒド仕様※2です。
■JIS A5536 F☆☆☆☆※3を取得しています。
■健康住宅※4に対応しています。

※2 健康被害の原因物質であるホルムアルデヒドを、原料として使用していません。
※3 F☆☆☆☆(エフ・フォー・スター)とは、建築材料からホルムアルデヒドが放散される量に基づいて区分された等級です。☆の数が多いほど放散量が少なく、最上位等級のF☆☆☆☆を取得した製品は建築基準法によって使用量が制限されません。
※4 住宅建材などから出る化学物質が原因で起きるシックハウス症候群の予防を中心に、住まい手が健康に住めるよう工夫された住宅です。

メラミンタイル・ビニル系床材用接着剤ラインナップ

RA-11 JW-604
(本製品)
JW-504*1
(従来品)
JB-63N
接着性
作業性
臭気
凍結 *2
適用
下地
吸水性あり 〇 グレードⅠ
(水分指標8%以下)
〇 グレードⅡa
(水分指標10%以下)
〇 グレードⅡa
(水分指標10%以下)
〇 グレードⅡa
(水分指標10%以下)
吸水性なし × × × *3

*1 JW-504は在庫が無くなり次第廃番とさせていただきます。
*2 RA-11は0℃以下で凍結しますので5℃以上で保管してください。
*3 下地との密着をご確認の上、施工してください。

製品概要

■製品名 ウレタン樹脂系接着剤(低臭タイプ)「JW-604」
■用途

メラミンタイルおよびビニル系床材の施工

■適用下地

グレードⅡa(水分指標10%以下)、吸水性のある下地(モルタル下地等)、 吸水性の少ない下地(合板下地等)

■容量

16kg

■塗布量

300~350g/㎡ (約45㎡/缶)

■価格

18,000円 (設計価格、消費税抜き)

販売開始時期

 2023年1月5日

年間販売目標

 1億円
 

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。

 

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