「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」でセラール、トイレブース、オルティノを大量納入

  • 化粧板
  • 不燃化粧板
  • 建築向け

No.124S27
2023年10月6日

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」でセラール、トイレブース、オルティノを大量納入
オリジナルデザインの壁面材がトイレ空間を印象的に演出

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)のメラミン不燃化粧板「セラール」およびオーダーメイド不燃化粧板「セラールグラフィカ」、トイレブース「メラフロントブース レスキューオープン仕様」が、10月6日(金)に開業した超高層タワー「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(所在地:東京都港区、事業主:森ビル株式会社)のすべてのトイレで採用されました。粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」も、オフィス共用部の壁面で複数フロアにわたって採用されています。

  • ▲壁面にセラールが採用されたトイレ(左:商業階/中央:オフィス基準階/右:情報発信拠点「TOKYO NODE」階)

採用の背景

 「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発された、地上49階、地下4階、高さ約266m、多用途複合の超高層タワーです。本タワーの開業により、2014年竣工の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」を起点とし、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(2020年竣工)」、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(2022年竣工)」と拡大・進化を続けてきた「虎ノ門ヒルズ」が、街としての完成を迎えました。
 この「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」のすべてのトイレで、当社のメラミン不燃化粧板「セラール」シリーズ約9,000㎡と、トイレブース「メラフロントブース」約700ブースが採用されました。壁面は、単色のセラールの中にアクセントウォールとしてオーダーメイド不燃化粧板「セラールグラフィカ」を組み込むことで、唯一無二のオリジナルな空間に仕上げられています。トイレブースは非常解錠機能が付いた「レスキューオープン仕様」が採用されており、ブース内で人が倒れた場合などに、簡単な操作で迅速に救助できるようになっています。また、オフィス共用部の壁面には、粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」が複数フロアにわたって約18,000㎡採用されています。
 当社は今後も、空間に彩りを与える内装材としての意匠性はもちろんのこと、機能性にも優れた建材の提供を通して、魅力的な空間創出に貢献してまいります。

採用のポイント

 今回の採用について、森ビル株式会社 設計部建築設計1部建築設計2グループの西崎祥平氏は、「交通の結節点である虎ノ門エリアにおいて、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は駅と一体的な再開発事業として進めてきました。交通インフラを整備しつつ、都市インフラも同時に整えています。デザイン面では、一般的なオフィス空間と一線を画すべく、随所に差し色をちりばめました。柄サイズを拡大したり、木目柄に緑の染色を入れたりと、現実離れしたこだわりのフェイクでアクセントウォールを設えており、社内のみならずテナントの方の評判も良いです。また、特に商業フロアのトイレは不特定多数の方に使用されるためメンテナンス性を重視しており、傷がつきにくく傷付いてしまっても目立ちにくいことから、壁面にはセラールを、トイレブースにはメラフロントブースを採用しました。中で人が倒れてしまった時にすぐに開けられることが求められるため、メラフロントブースはセーフティー仕様としました。仕組みを知っている人だけが簡単にはやく開けられるため、防犯上も良いと考えます」と語っています。

  • ▲西崎祥平氏

採用製品について

■メラミン不燃化粧板「セラール」
1989年発売。メラミン樹脂含浸化粧層と特殊不燃コアを高温・高圧下で積層成形したパネルです。ハードユースに耐える硬度と強度、耐久性、耐熱性、不燃性を有する壁面材で、国土交通大臣不燃認定を取得しています。1990年代にキッチンパネルとして大ヒットし、建築業界における知名度が向上。現在はキッチンに限らず、病院や学校、交通施設などの壁面でも使用されています。

■メラミンエッジ貼りメラミンブース「メラフロントブース レスキューオープン仕様」
2018年発売。耐久性・メンテナンス性に優れたメラミン化粧板を、扉表面から最も手が触れる扉木口面にまで曲面加工貼りした、ソリッドな印象のトイレブース「メラフロントブース」に、非常解錠機能を付加した製品です。専用金具を用いることで、通常は内開きのブースを、非常時にのみ外開きに開けることができ、迅速な救助活動に寄与します。

■粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」
裏面に粘着剤がついたシート状の塩化ビニル樹脂(塩ビ)製素材です。総柄点数611点(うちメラミン化粧板と同柄が揃う点数328点)のラインナップを誇り、大面積から複雑な形状の箇所まで容易に貼れるため、ホテル、オフィス、商業施設、大型複合ビルなどの壁面を中心に幅広い用途でご使用いただいています。

物件概要

■施設名称 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
■所在地 東京都港区虎ノ門1丁目、2丁目の一部
■事業者 森ビル株式会社
■用途 事務所、店舗、ホテル、情報発信拠点、駐車場ほか
■竣工日 2023年7月14日
■敷地面積 約13,960㎡
■延べ床面積 約253,540㎡
■規模 地上49階、地下4階、高さ約266m
■設計 森ビル株式会社一級建築士事務所
■施工

鹿島建設株式会社、株式会社きんでん、三建設備工業株式会社、株式会社日立ビルシステム

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以上

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