端材のマテリアルリサイクルが可能な不燃壁面材「Rニース」を発売

  • 不燃化粧板

No.124P35
2023年12月1日

端材のマテリアルリサイクルが可能な不燃壁面材「Rニース」を発売
施工時に生じる端材が確実にリサイクルされるリサイクルシステムを4社で共同開発

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)は、施工時に生じた端材のマテリアルリサイクルが可能な不燃壁面材「Rニース」を開発し、12月1日(金)に発売しました。

  • ▲「Rニース」

  • ▲リサイクルのため収集される製品端材

開発の背景

 気候変動に対する危機感の高まりからESGやSDGsへの社会的関心が高まるとともに、脱炭素社会の実現に向けた施策が各方面で具体化する中、地球環境に配慮した製品に対するお客さまからのご要望が増加しています。当社としても、気候変動問題への対応は喫緊の課題として認識し、バイオマス(生物由来資源)を活用した製品などの開発に取り組んでいます。
 そのような中、従来は埋め立て処分されてきた化粧けい酸カルシウム板の端材をマテリアルリサイクルできるようにした、不燃壁面材「Rニース」を開発しました。加えて、設計施工会社や処理施設と共同で、確実にリサイクルされる資源循環システムを構築しました。新築・改装の施工時に生じた端材を、中間処理施設が収集・粉砕した上で再資源化施設が処理し、セメント原料の一部として使用されます※1。リサイクル可能な化粧けい酸カルシウム板製品の開発と、リサイクルを実現するスキームの構築に同時に取り組んだことで、集めた端材については100%がリサイクルされる仕組みとなっています。
 また、リサイクルシステムを共同開発した設計施工会社からの提案により、大手コーヒーショップチェーン店でのご採用が、発売に先立って決定しています。現在は施工時に生じる端材のみがリサイクルの対象となりますが、解体時に生じたRニースもリサイクルできるよう、検討してまいります。
 施工現場で生じる廃材をリサイクルできるサステナブルな不燃壁面材として、改装機会が多い飲食店や物販店などの商業施設を対象に提案を進めます※2。当社は今後も、サステナブル素材を使用した製品や温室効果ガスの削減に寄与する製品を開発し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
※1発売時点においては、指定業者による1都12県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県、宮城県、福島県、長野県、新潟県、静岡県)での産業廃棄物収集のみとなります。
※2リサイクルにかかるコストは製品価格に反映されます。リサイクルシステムの運用について確認の上でお見積もりさせていただきます。

「Rニース」新柄の特長

■施工時に生じる端材のリサイクルが可能な不燃壁面材
産業廃棄物処理施設などと共同でリサイクルシステムを構築することで、施工時に生じる端材のマテリアルリサイクルを可能にした不燃壁面材です。施工後に、施工業者さまから中間処理施設さまに収集・処理の依頼を行っていただいた後、セメント原料の粘度代替物として100%マテリアルリサイクルされます。

マテリアルリサイクルの仕組み

 設計施工会社、中間処理施設、再資源化施設との共同開発により、上記のリサイクルフローを確立しました。

「Rニース」製品概要

■製品名 化粧けい酸カルシウム板「Rニース」
■用途 飲食店や物販店などの壁面材
■ラインナップ 1色(白系・クリアコート)
■サイズ 3×8(尺) (W910mm×L2,420mm)
■厚み 9.0mm
■施工方法

スタッド直貼り(ビス留め)

■不燃認定番号

国土交通大臣認定NM-4600

■価格

オープン価格

販売開始時期

 2023年12月1日

年間販売目標

 5,000万円

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。

 

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