厚膜型エポキシ樹脂系塗り床材を水系化

  • 塗り床

No.125D12
2024年5月27日

厚膜型エポキシ樹脂系塗り床材を水系化
オール水系工法の「ジョリエースE水系流しのべ工法」を発売

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)は、厚膜型エポキシ樹脂系塗り床材の従来工法を水系化した「ジョリエースE水系流しのべ工法」を開発し、6月3日(月)に発売します。

  • ▲「ジョリエースE水系流しのべ工法」施工イメージ

開発の背景

 厚膜型エポキシ樹脂系塗り床材「ジョリエースE流しのべ工法」は、耐摩耗性に優れた塗り床材で、自動車工場や印刷工場をはじめとする一般工場等で多く採用されています。3層仕上げの塗り床材で、プライマー層は溶剤タイプ、下塗り層と上塗り層は無溶剤タイプでしたが、低温環境時には、材料の粘度を下げて施工性をよくするために下塗り層・上塗り層にも溶剤(エポキシシンナー)を添加する場合がありました。一方で、近年溶剤による作業環境の悪化や臭気が問題視されるようになり、水系材料のニーズが高まっています。
 そのような中、従来工法をオール水系化した厚膜型水系エポキシ樹脂系塗り床材「ジョリエースE水系流しのべ工法」を開発しました。硬化剤を当社独自の配合技術で水系化し、塗り床材の脱溶剤を実現しています。低温環境においても溶剤を使用せずに施工でき、水性タイプでありながら、従来工法と同等レベルの硬化性・物性を兼ね備えています。また、従来は「危険物 第4類第3石油類」だった硬化剤が「非危険物」となったため、施工現場において材料管理がしやすくなりました。
 脱溶剤を実現した塗り床材の新工法として提案を進め、当社塗り床材の用途拡大を図るとともに、施工現場環境の改善に貢献します。

「ジョリエースE水系流しのべ工法」の特長

■すべて水系材料
硬化剤を当社独自の配合技術で水系化しました。溶剤を使用しないため、人体や環境への負荷を低減します。

■硬化剤が非危険物に
硬化剤が、従来の「危険物 第4類第3石油類」から「非危険物」となりました。施工現場において材料管理がしやすくなりました。

■改修工事に最適
オール水系工法のため、脱溶剤が求められやすい改修工事に最適です。

※下地によっては、水系プライマーが使用できない場合もあるため事前に下地との密着性確認が必要です。

製品概要

■製品名 厚膜型水系エポキシ樹脂系塗り床材「ジョリエースE水系流しのべ工法」
■用途 自動車工場や印刷工場をはじめとする一般工場等の塗り床
■ラインナップ 標準色6色
■価格

6,800円/㎡ (工法厚み約1.0mm、300㎡以上基準、材工設計価格、消費税抜き)
10,000円/㎡ (工法厚み約2.0mm、300㎡以上基準、材工設計価格、消費税抜き)

※本製品の施工はジョリエース工業会に所属する施工店に限ります。詳しくは最寄りの支店・営業所へお問い合わせください。

販売開始時期

 2024年6月3日

年間販売目標

 5,000万円

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。

 

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