- 不燃化粧板
No.126P26
2025年9月24日
端材のマテリアルリサイクルが可能な不燃壁面材の対応エリアを拡大
「Rニース」のリサイクル対応エリアが1都2府20県に拡大、接着工法も追加
アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)は、施工時に生じた端材のマテリアルリサイクルが可能な不燃壁面材「Rニース」の対応エリアに関西を中心とした2府8県を追加し、10月1日(水)より運用を開始します。あわせて、製品の仕様変更を行い、ビスでの施工に加えて接着剤での施工が可能となります。
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▲「Rニース」
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▲リサイクル対応エリア(青:新規/グレー:従来)
背景
脱炭素社会の実現に向けた取り組みが各所で推進される中、地球環境に配慮した製品に対するお客さまからのご要望が増加しています。当社としても、気候変動問題への対応は喫緊の課題として認識し、バイオマス(生物由来資源)を活用した製品の開発などに取り組んでいます。そのような中、これまで埋め立て処分されてきた化粧けい酸カルシウム板の端材をマテリアルリサイクルできるようにした、不燃壁面材「Rニース」を2023年12月に開発し、販売しています。
Rニースの開発とあわせて、確実にリサイクルされる資源循環システムを、設計施工会社や処理施設と共同で構築しました。リサイクル可能な化粧けい酸カルシウム板製品の開発と、リサイクルを実現するスキームの構築に同時に取り組んだことで、集めた端材については100%リサイクルされる仕組みとなっていますが、関東を中心とした1都12県での対応に限られていました。
リサイクル可能な建築素材のニーズの高まりを受けて、このたび、Rニースのリサイクル対応可能エリアに大阪府など関西を中心とした2府8県を追加し、10月1日より運用を開始します。これにより、合計1都2府20県における新築・改装の施工現場で生じた端材を、中間処理施設が収集・粉砕した上で再資源化施設が処理し、セメント原料の一部として使用されることとなります。また、従来は専用ビスによる施工方法のみでしたが、製品の仕様を変更し、接着剤を用いた接着工法もお選びいただけるようになりました。ビスの露出がなくなり、すっきりとした納まりが可能となります。
施工現場で生じる廃材をリサイクルできるサステナブルな不燃壁面材として、改装機会が多い飲食店や物販店などの商業施設を対象に提案を進めます。当社は今後も、サステナブルな素材を使用した製品や温室効果ガスの削減に寄与する製品を開発し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
「Rニース」の特長
■施工時に生じる端材のリサイクルが可能な不燃壁面材
施工時に生じる端材のマテリアルリサイクルを可能にした不燃壁面材です。施工後に、施工業者さまから中間処理施設さまに収集・処理の依頼を行っていただいた後、セメント原料の粘度代替物として100%マテリアルリサイクルされます。このリサイクルフローは設計施工会社、中間処理施設、再資源化施設との共同開発によって確立しています。
■ビス留め工法と接着工法が選択可能
従来は専用ビスによる施工方法のみでしたが、製品の仕様を変更し、接着剤を用いた接着工法もお選びいただけるようになりました。ビスの露出がなくなり、すっきりとした納まりが可能となります。
マテリアルリサイクルの仕組み
「Rニース」製品概要
■製品名 | 化粧けい酸カルシウム板「Rニース」 |
■用途 | 飲食店や物販店などの壁面材 |
■ラインナップ | 1色(白系・クリアコート) |
■サイズ | 3×8(尺) (W910mm×L2,420mm) |
■厚み | 9.0mm |
■施工方法 |
スタッド直貼り(ビス留めまたは接着貼り) |
■不燃認定番号 |
国土交通大臣認定NM-4600 |
■対応可能エリア |
1都2府20県 (東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県、宮城県、福島県、長野県、新潟県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、岡山県) |
■価格 |
オープン価格 (リサイクルにかかるコストは製品価格に反映されます。リサイクルシステムの運用について確認の上でお見積もりさせていただきます) |
新仕様での販売開始時期
2025年10月1日
年間販売目標
6,000万円
以上
注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。
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