- 接着剤
No.127D34
2026年10月28日
建材の再利用・再資源化を容易にする易解体テープを開発
環境配慮型取り付け工法としてDESIGNART TOKYO 2026で参考出品
アイカ工業株式会社(通称:AICA 代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)は、手で引っ張ることで剥がせる易解体テープを開発しました。本テープは、「DESIGNART TOKYO 2026」において、株式会社乃村工藝社の展示「SEPARATION 空間をほどく」の一部に使用される予定です。
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▲引っ張ることで剥がせる易解体テープ
開発の背景
脱炭素社会の実現に向けた取り組みが広がる中、建築業界においては、環境に配慮した製品や工法に対するニーズが高まっています。特に、店舗やオフィスなどの内装改装では、強力に接着・固定された部材を使用後に分離・分別し、廃棄物削減や再利用・再資源化につなげることが、課題となっています。当社においても、気候変動問題への対応を重要課題のひとつと位置付け、製品の長寿命化、分別・再資源化の容易化、廃棄物削減に寄与する製品・工法の開発・拡販に取り組んでいます。
一方、当社の主力製品のひとつである接着剤は、素材や部品を強固に接着できる反面、使用後にそれらを分離・分別しにくい場合があり、再利用・再資源化する際の課題となることがあります。こうした課題に対応すべく、接着力と解体性を両立する易解体接着剤の開発に取り組んできました。このたび、その技術を応用し、取り付け時には固定力を発揮しながら、取り外し時にはテープ端部を引っ張ることで剥がせる、易解体テープを開発しました。
開発した易解体テープは、10月30日(金)より開催されるデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2026」において、11月3日(火)までの5日間、株式会社乃村工藝社が出展する展示「SEPARATION 空間をほどく」で提案される環境配慮型取り付け工法に活用される予定です。さまざまな素材が複合的に使用される内装空間において、従来は解体時にきれいに分けられないことから混合廃棄物として処理されてきたものの再利用・再資源化に寄与する技術として、期待されています。
当社は今後も、環境負荷の低減に寄与する製品・技術を開発し、SDGsの達成とサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
易解体テープの特長
■テープ端部を引っ張ることで剝がせる
剥がす際に、特殊な化学処理や熱処理などを必要としません。テープ端部を引っ張り、テープを引き伸ばすことで剥がせます。
■被着体の再利用・再資源化に寄与
従来の接着剤や両面テープでは、剥がす際に接着剤部分が被着体に残ったり、部材を傷つけたりする場合があり、分離が難しいことがありました。本テープは、取り付けた素材・部材を分離しやすくし、再利用や分別回収の実現に貢献します。
環境配慮型取り付け工法への活用
株式会社乃村工藝社が「DESIGNART TOKYO 2026」に出展する展示「SEPARATION 空間をほどく」は、設計段階から解体後の資源循環までを見据え、空間を構成する素材を分離・分別しやすい空間づくりの可能性を探る展示です。建材や内装部材などを、使用後や交換時には取り外しやすくすることで、再利用や分別回収につなげる施工方法の実現が目指されています。
当社の易解体テープは、同展示において「引っ張って、分ける」というコンセプトを実現する要素のひとつとして、仕上げ材と下地を分離しやすくする取り付け方法に活用されます。また、テープの貼り付け方そのものを意匠表現のひとつとして位置づけることで、デザイン性と易解体性を両立した、実用化を見据えた環境配慮型取り付け工法として提案される予定です。
当社は、今回の参考出品を通じて得られる知見も活用しながら、実用化に向けて、適用可能な部材や施工条件、使用環境などの検証を進めてまいります。
※株式会社乃村工藝社の出展内容については、下記サイトをご確認ください。
https://www.nomurakougei.co.jp/news/page/7926/
※「DESIGNART TOKYO 2026」については、下記サイトをご確認ください。
https://www.designart.jp/designarttokyo2026/
以上
注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。
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