- 住宅向け
2015年10月08日
アイカ工業女性目線商品開発プロジェクトがパナホームと共同で開発
「スマート・ウィズ洗面ユニット」がグッドデザイン賞を受賞
アイカ工業株式会社(代表取締役社長:小野勇治 本社:愛知県清須市西堀江2288番地 資本金:98億9,170万円)の女性目線商品開発プロジェクトがパナホーム株式会社(取締役社長:藤井康照 本社:大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 以下パナホーム)と共同で開発した、洗面化粧台「スマート・ウィズ洗面ユニット」が2015年度グッドデザイン賞を受賞しました。
【開発の背景】
当社は2012年より女性目線で商品を開発するプロジェクトチームを設立し、空間におけるお困りごとを洗い出し、女性ならではのこまやかな配慮や、常識にとらわれないユーザー目線の自由な発想で、非住宅のトイレ空間向け製品や、住宅リビングの壁面収納などを企画して商品化してきました。
今回、パナホームが女性の視点や感性に応える賃貸住宅コンセプト『Lacine(ラシーネ)』を全国展開する中で、社内研究組織「ラシーネ研究所」において、女性視点で価値観やライフスタイル、ニーズなどを研究していることから、共同で、住宅の洗面化粧台ユニットを開発いたしました。
開発にあたっては、朝の洗面所における困りごとを研究。女性の洗面における行動調査などを実施する中で、忙しい朝は夫婦や家族で洗面を譲り合う、化粧道具やアクセサリーを置く場所がない等、女性の「立ち化粧」における課題が浮き彫りになりました。
そこで、夫婦や家族間で2人同時に使う際のポジショニングにこだわり、お互いが快適かつ効率よく使えるよう検討・開発を行い、大人2人が一緒に身支度可能なスマートかつ機能的な洗面台として『スマート・ウィズ洗面ユニット』をパナホームより2015年6月1日に発売しました。
今回、グッドデザイン賞受賞理由として、主催者側からは「洗面周りの状況を大きく変える商品。機能性と共にゆとりの空間が表れる設計でもある。1日の時間の流れを鑑みると、朝のピーク時は機能性を求め、以降はゆとりを求める。面構成で表れる収納兼ミラーと腰下の収納、洗面仕上げ材のコンビネーションが機能的環境に留まらず、空間自体を心地よくしているのではないだろうか。」と評価をいただいております。
【グッドデザイン賞とは】
グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省(現、経済産業省)によって創立された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」を前身とし、公益財団法人日本デザイン振興会が主催。豊かさと持続可能性に満ちた生活と産業そして社会の実現を目指し、グッドデザイン賞の理念に基づいた公正な審査を行い、賞賛すべき優れたデザインを選び広く推奨する制度です。「優れたデザイン」を選び推奨することで、今後のデザインを実践していくための良き見本を提供し、次なる社会に向けた「創造の連鎖」を生み出す基盤としての役割を担っています。
【スマート・ウィズ洗面ユニットの概要】
1. デザインコンセプト、企画・開発の意義 朝の洗面の混雑を緩和、さらに楽しく心地よい時間に変え、女性がトキメキを感じる洗面スタイルの創出をコンセプトとし、開発しています。
女性にとって朝の洗面は最も大切な時間であるものの、課題としては、夫婦や家族が身支度をするときの譲り合い、メイク・ヘアセット時の困り事、収納やお手入れについて問題があることが明らかになりました。そこで、課題を解決するだけではなく、2人同時に使える便利さ、夫婦や家族の時間や心のゆとり、家事効率のアイディアなどを付加することで、洗面での様々な行為そのものが楽しく快適になることを重視。さらに、キレイな空間づくりにこだわることで、多くの女性がトキメキを感じる洗面スタイルを目指しました。
2.主な特長 朝の洗面の様々な課題を分析した結果、夫婦や家族間で2人同時に使うときのポジショニングが重要であることが判明しました。「洗面を使うポジション」では主に洗顔・歯磨き・髭剃りなどを行い、「お化粧をするポジション」では主にメイク・ヘアセットなどを行います。特に後者には4つの重点ポイントに対し、解決策を採用しました。
①『メイクする』
鏡に顔を近づけてリップやアイラインなど細かいメイクがしやすくなります
②『置く』
ココ(co*co)カウンターに化粧道具や化粧品を置いてメイクがしやすくなります。また、ココ(co*co)カウンターの両側にコンセントがあり、ドライヤーの一時置きもでき、ヘアセットがしやすくなります。
③『しまう』
トールキャビネットの取り出しやすい位置に化粧道具や化粧品をしまえば、いつでもメイクがしやすくなり
④『水を使う』
メイク中やメイク落としで手が汚れたら、洗面ボウル側に向きを変えて手が洗えます。また2人同時に歯が磨けます。
※“ココ(co*co)カウンター”の「co*co」は cosme(化粧品)と coffret(小箱)の頭文字。 化粧品や化粧箱など様々なモノが置けるカウンターが夫婦や家族を結び、お互い「ココちよく」 支度やお化粧ができる、という意味
■収納の充実・お手入れのしやすさ
豊富な収納とお手入れのしやすさのアイディアを追求しました。収納に関しては、三面鏡の裏面は全て収納にし、化粧品や洗面用品、ケア用品などがコンパクトにしまえます。トールキャビネットにはタオル類、下着類、化粧品、化粧道具、掃除道具が取り出しやすい位置に収納可能です。サイドキャビネットには、洗濯前の衣類を隠すことができ、一番下は底板がなく、体重計を取り出しやすいつくりになっています。ベースキャビネットは、引き出しタイプの収納とし、日用品や掃除用品を十分に収納できる容量です。
お手入れに関しては、洗面ボウルとカウンターには当社のアイカスタイリッシュカウンターを採用することで、段差がなく、拭き掃除が容易になります。さらに、当社が製造販売している扉やカウンタートップのメラミン化粧板は、拭き取りやすく、汚れにくい素材、いつもきれいで美しい洗面空間を保つことが可能となります。
3. 仕様
洗面本体: | ココ(co*co)カウンター・洗面キャビネット・サイドキャビネット・三面鏡をユニットで構成し、組合せが可能 |
カウンター・扉の面材はメラミン化粧板、水栓はシングルレバー混合水栓 | |
サイズ : | W750~1,500mm、H2,070mm、D670mm |
販売元 : | パナホーム株式会社 |
以上
-
年から探す
-
カテゴリーから探す