ダイナミックレジンJDB-500を発売

  • 補修・補強
No.116D33
2016年1月18日

 

コンクリートの表面を改質し密度を高め劣化を防ぐ、けい酸塩系コンクリート表面含浸材
「ダイナミックレジンJDB-500」発売

アイカ工業株式会社(代表取締役社長:小野勇治 本社:愛知県清須市西堀江2288番地 資本金:98億9,170万円)は、コンクリートの密度を高め表面を保護する、「ダイナミックレジンJDB-500」の販売を開始いたしました。

【発売の背景】
“丈夫で長持ち”するものと考えられていたコンクリート構造物ですが、種々の劣化現象が生じております。コンクリート劣化の原因は、塩害・凍害・中性化・アルカリ骨材反応・漏水・コールドジョイント等様々であり、そのメカニズムは徐々に解明され、これまでのコンクリートを“造るだけの時代”から“造り、使いこなす時代”に変わってきています。当社は、インフラの補修・補強分野を成長分野と位置づけ、中期経営計画の重点項目の一つとして取り組みを強化しています。
従来の塗膜系コンクリート保護塗装工は塗膜が透明でない為、塗布後コンクリートに発生したひび割れ、欠損等の経年劣化の観測が出来なくなってしまいました。しかし、維持管理面からコンクリート表面の観測を実施する必要性が高まっています。今回販売した「ダイナミックレジンJDB-500」は、コンクリート面に塗布することで表面を改質し、外部からの劣化因子の浸入を防止することができる上、透明であることから下地コンクリートの経年劣化を観測することが可能な、けい酸塩系コンクリート表面含浸材です。

【特徴】
コンクリートの表面に塗布することで、けい酸カリウムと水酸化カルシウムが反応し、水に溶けないけい酸カルシウムを生成して、コンクリート密度を高め、飛来塩分・外来塩分・雨水などの外部からの水分の浸入を抑制し、劣化を防ぎます。
塗布直後は薄紅色に着色しますが、塗布完了後、約72時間で退色し透明な状態に変化します。その為、素材の外観・質感を変えることなく施工が可能で、コンクリート表面のひび割れ、欠損などの経年劣化の様子を目視確認できます。また、塗り残しの確認もできる為、現場管理が容易で、水性タイプの為、作業環境に優しい材料です。
更に、JDB-500を塗布した後に、ダイナミックレジンシリーズのコンクリート保護工法やコンクリート片はく落防止工法を施工することも可能です。

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【備考】
本製品は、公益社団法人土木学会『2010年制定』コンクリート標準示方書『規準編』土木学会規準および関連規準JSCE-K 571-2010 17.表面含浸材の試験方法(案)に適合するコンクリート 表面含浸材となります。

【商品概要】
■商品名          :  ダイナミックレジン JDB-500
■価格              :  ¥179,000/缶 (荷姿:17.9kg/缶) (消費税抜き)
■塗布可能面積   :  64m2/1缶
 

以上

 

 


注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービス の内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、 事業所一覧 をご覧下さい。

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