"超"モノづくり部品大賞の贈賞式に参加

  • 機能材料

No.125C41
2024年12月11日

“超”モノづくり部品大賞の贈賞式に参加
自動車外装向け3次元加飾ハードコートフィルム「ルミアート」が日本力(にっぽんぶらんど)賞を受賞

 アイカ工業株式会社(代表取締役 社長執行役員:海老原健治 本社:愛知県名古屋市中村区)の3次元加飾ハードコートフィルム「ルミアート」が、「2024年"超"モノづくり部品大賞」(主催:モノづくり日本会議/日刊工業新聞社)において「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞しました。12月11日(水)に贈賞式が執り行われ、当社を含む受賞団体に表彰状が贈呈されました。

  • ▲3次元加飾ハードコートフィルム「ルミアート」

  • ▲贈賞式の様子

概要

 近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが各所で推進される中、自動車産業においては自動車製造で排出されるCO2の約25%が塗装工程に起因すると言われており、塗装に代わる素材として加飾フィルムへの注目が高まっています。内装向け加飾フィルムは既に普及している一方、外装ボディ向け加飾フィルムは未だ実用化されていません。そのような中、当社は業界に先駆けて自動車外装向け3次元加飾ハードコートフィルムの開発に成功しました。国内外のメーカーから多数の引き合いを受けており、既に複数社において要求性能をクリアし、本採用に向けた評価試験等を進めています。
 このたび、『脱塗装』という概念、CO2排出量低減・省力化・効率化につながる点が評価され、「2024年"超"モノづくり部品大賞」において「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞しました。12月11日には経団連会館・国際会議場にて贈賞式が執り行われ、執行役員 化成品カンパニー R&D統括部長 佐藤克尚と化成品カンパニー R&D統括部 甚目寺R&Dセンター モビリティ素材開発室長 熊谷正章が出席しました。当社では、このたびの受賞を励みとし、CO2排出量の削減に寄与する製品の開発・拡販をさらに推進し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
 ※下地を電着塗装し、中塗り、上塗りと重ね塗りする中で、乾燥工程を繰り返し行うことでCO2が多く排出されている。

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受賞理由

■ハードコートフィルムとして『脱塗装』という概念が評価できる。
■スプレー塗装に代わる材料・工法で、CO2排出量低減、省力化、効率化につながる。

アイカ工業(株) 代表取締役 社長執行役員 海老原健治 コメント

 「日本力(にっぽんぶらんど)賞」という栄えある賞を賜り、まことに光栄に存じます。
 近年、当社は非建設分野への取り組みとして機能材料事業に注力しています。3次元加飾ハードコートフィルム「ルミアート」は、新規事業を育成する中で誕生した新製品のひとつであり、ラインナップと用途を拡大しています。当社の技術と、社会課題やニーズを結び付けながら発展させてきた製品が受賞できたことを、大変嬉しく思います。
 本製品は、現代において喫緊の課題であるCO2排出量削減への貢献に加え、製造工程の短縮や、光透過印刷など従来の自動車外装には無かったデザインも可能となる、新しい素材です。おかげさまで、国内外のメーカーから引き合いをいただいており、実用化に向けた評価試験を重ねています。”クルマ”から“モビリティ”へと変わりつつある産業に対し、いち早く新たな価値を提供すべく、技術革新を取り込みながら丁寧に育て、新たなイノベーションへとつなげてまいります。

"超"モノづくり部品大賞について

 「"超"モノづくり部品大賞」は、モノづくり日本会議および日刊工業新聞社が主催する表彰制度です。日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、「機械・ロボット」「電気・電子」「モビリティー関連」「環境・資源・エネルギー関連」「健康福祉・バイオ・医療機器」「生活・社会課題ソリューション関連」の6分野において、産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」的存在の部品・部材を対象に、表彰が行われています。2024年は、”超”モノづくり部品大賞1件、モノづくり日本会議 共同議長賞1件、ものづくり生命文明機構 理事長賞1件、日本力(にっぽんぶらんど)賞4件、各部品賞23件、奨励賞7件の、合計37件が選定されました。

以上

注)このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、ご覧になった時点で内容が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新の情報は、 こちらよりお問い合わせください。

 

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